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DIY初心者でも砂壁を最速で簡単に剥がせる方法とは?
DIY初心者でも砂壁(繊維壁)を最速で簡単に剥がすやり方があります。
それはホースを使って放水することで簡単に剥がすことができます。
[ホースによる放水を使った砂壁剥がしのやり方]
- 養生をする
- ホースを使って壁に放水をする
- 砂壁をスクレーパーで削る
- 剥がし残りがないかをチェックする
- 剥がし終えたら乾かして完成
実際に7箇所の砂壁剥がしを行って、このやり方に最後の最後で気づくことができました。
今までは、霧吹きを使って約2日間もの時間をかけて行ってきたのが嘘みたいです。
下の写真のように、壁に直接放水します。
こうすることで、手強い砂壁を簡単に剥がすことができてしまうのです。
下の写真左は霧吹きを使用して砂壁を剥がしている様子を撮影したもので、写真右はホースを使用していて、写真を見るとわかると思いますが、剥がし跡が全然違いますよね。
ホースを使うと、約2時間くらいで、あっという間に一部屋の砂壁を剥がすことができてしまいます。
やり方はとても単純で簡単です。
また砂壁を見ていると、一見結構分厚く塗られているのかなと感じますが、実は表面に1,2ミリ薄く塗られているだけです。
この1,2ミリを剥がすのが大変なのよね。
そして、砂壁を剥がすと、モルタル塗りなどの下地がすぐに見えてきます。
我が家の壁は、石膏ボードで壁が作られて、その表面にモルタルなどを塗って下地を作り、そこに砂や土の仕上材を薄く塗って仕上げてある感じです。
この記事では初心者でも簡単に砂壁を剥がすコツや必要な道具、かかる費用、剥がすための手順について詳しく解説します。
この記事を読めば、DIY初心者でも砂壁を効率的に剥がす手順についてご理解いただけると思います。
まずはコツから紹介します。
ポイントは放水時間を長くして、砂を柔らかくすることです。
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DIY初心者でも簡単に砂壁を剥がすことができる4つのコツとは?
コツをおさえることで、初心者でも簡単に砂壁を剥がすことができて、キレイな仕上がりにできます。
コツは4つあります。
コツ1.水まきホースを使う
コツ2.放水時間を長くして砂を柔らかくする
コツ3.放水の後は、約3〜5分間放置して、水をさらに浸透させる
コツ4.放置後は直ちに削る
この4つのコツをおさえれば、誰でも簡単に砂壁を剥がすことができます。
次に砂壁について解説します。
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砂壁に使われている原料とは?
砂壁は、糊液で色砂を練って上塗りして仕上げた壁のことで、和室・床の間の内壁に取り入られていることがほとんどです。
昔から日本家屋の主流として採用されてきて、自然素材ならではの温かさを感じることができます。
色砂は、文字通り色を付けた砂のことであり、天然砂や貝殻粉、色ガラス粉などが原料とです。
古くから和室の床の間に用いられる壁で、明るく開放感ある色合い、ザラザラとした手触りが特徴。
砂壁の表面は砂が塗られていますが、下地には石膏ボードや土壁、モルタルなどが使われています。
我が家の砂壁の下地材は、すべてモルタルでした。
↓200万円で中古購入した我が古民家の壁は、和室、トイレ、洗面所、廊下、階段、階段下収納などすべて砂壁でした。
↓触るとザラザラしています。
↓手に砂壁の原料となっているキラキラしたものがくっ付いてきます。
次に、砂壁剥がしに必要な道具について解説していきますね。
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砂壁剥がし作業に必要な9つの道具とは?
砂壁剥がしDIYをするときに実際に使用した道具を紹介します。
この道具はあったほうが便利なので、これを参考にして買い揃えることをオススメします。
砂壁剥がし作業に必要な9つの道具 | ||
道具名 | 写真 | 使用用途 |
スクレーパー扇型 |
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水まきホース |
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霧吹き |
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養生シート |
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養生テープス |
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ほうき |
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ちりとり |
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軍手 |
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脚立 |
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今回の砂壁剥がしDIYにかかった費用とは?
私たちの場合、家全体をDIYしているので最低限の道具は揃っている状態でした。
そのため、この砂壁(繊維壁)剥がしDIYのために購入した備品の費用は次の通りです。
商品 | 費用 |
スクレーパー | 110円×2個=210円 |
霧吹き | 110円×2個=210円 |
合計金額 | 420円 |
420円で砂壁(繊維壁)剥がしをすることができました。
準備ができたらいよいよ作業です。
それでは詳しく解説していきますね
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ホースによる放水と霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方とは?
我が家が行なった砂壁剥がしのやり方(施工方法)を手順ごとに紹介しますね。
まずは、ホースを使った砂壁剥がしのやり方です。
[ホースを使った砂壁剥がしのやり方]
- 養生をする
- ホースを使って壁に放水をする
- 砂壁をスクレーパーで削る
- 剥がし残りがないかをチェックする
- 剥がし終えたら乾かして完成
次に、霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方です。
[霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方]
- 養生をする
- 霧吹きで壁に水を吹き付ける
- 砂壁をスクレーパーで削る
- 剥がし終えたら片付ける
- 壁を乾かす
詳しく解説していきますね
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ホースによる放水を使った砂壁剥がしのやり方
ホースによる放水を行ったことで、一階和室4.5帖の部屋の砂壁剥がしを約2時間で終わらせることができました。
今までにない快挙です!!
下の写真は、床の間部分で上の部分の砂壁はもうすでに剥がしています。
↓北側の壁で、こちらも上側の砂壁はすでに剥がしてあります。
step1.養生をする
最初にするべきなのが養生です。
砂壁を剥がすときには想像以上に砂埃が出るので、隙間がでないように、床全体を覆いましょう。
砂壁以外の面に対してブルーシートやマスカー・養生段ボールでカバーし、ホコリが床や壁につかないようにします。
でも今回、我が家の場合、養生しませんでした。
理由は、汚れても濡れても良い床だったからです。
汚れが気になる場合は養生しましょう。
step2.ホースを使って壁に放水をする
残りの砂壁をホースを使って、放水して、剥がす準備をしていきたいと思います。
コツは、砂壁(繊維壁)が柔らかくなるくらいまで。
柔らかくしたい場所に、約30秒くらいは放水し続けます。
砂壁が柔らかくなったら、放置して浸透させます。
放置時間は、3〜5分放置です。
この、砂壁に放水して浸透させるやり方を、1回ではなく2回やるとさらに効果的です。
2回やることで、さらに簡単に剥がしやすくなりますよ。
放水して浸透させることができたら、ホースを片付け、削る準備に入ります。
ホースでの放水時の注意点
ホースでの放水時に、ホースの設定を弱いミスト(霧状)で放水しました。
水圧を強くすると、水の量が多すぎて、床が水浸しになる可能性が出てくると思ったからです。
目的は、砂壁を柔らかくすることです。
また、水圧は弱い方が良く浸透する気がしました。
ミスト(霧状)でも床は濡れてしまいますが、水圧が弱ければ、放水量も少ないので、ブルーシートを敷くことで対処することができると思います。
また、剥がれ落ちた砂が、水を吸収してくれて、床が水浸しにはなりませんでした。
↓下の写真のように「床が濡れている」といった感じになります。
我が家の場合、床は汚れても濡れても良い状態だったので、濡れた床は自然乾燥で乾かして対処しました。
もし、室内の床が既存の絨毯やフローリングの場合は、養生をしっかりやれば浸水・水漏れなどは無いとは思いますが・・・
もし、不安でしたら、時間と体力が必要な霧吹きを使っての砂壁剥がしを行なった方が良いと思います。
片付け時は、ブルーシートなどで養生をしていたら、撒いた水と砂をブルーシートでくるめば大丈夫です。
決して、すすめているわけではありませんよ。
我が家の体験談をお伝えしただけです!
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step3.砂壁をスクレーパーで削る
砂壁をスクレーパーで削っていきます。
スクレイパーとは、カッターの刃を並行に当てて使うような道具で、壁全体を効率的に削れます。
今回使ったスクレーパーはダイソーで購入したもので、刃の部分が広く扇型になっているので、とても使いやすです。
早速、剥がしていきましょう!
横に直線に約1メートル動かすことが簡単にできてしまいました。
力も何も入れてません。
これは奇跡としか言いようがありません。
いとも簡単に剥がれてしまいます。
この壁面は霧吹きを使っていたら、30分はかかる作業に、3分くらいで削ることができてしまいました。
↓しかも疲れていません。
step4.剥がし残りがないかをチェックする
削り残り箇所がないかなチェックしながら、仕上げに入っていきます。
砂壁の状態によっては少し砂壁が残ってしまうかもしれません。
剥がせない砂壁は無理に剥がそうとする必要はなく、剥がせない場合は耐久性が十分にあると考えられます。
そのため、放置していても問題はないです。
step5.剥がし終えたら乾かす
床の間部分の、砂壁(繊維壁)を剥がし終わることができました。
すべて剥がし終えたら、乾かします。
下の写真は、4.5帖和室の南側の削り終えた壁です。
↓和室の壁、全面を約2時間で全部剥がし終えました。(和室の南西側)
↓和室の南側
↓和室の北側
約2時間で4.5帖の和室の砂壁剥がしを終えることができました。
霧吹きを使って砂壁剥がし作業行なっていたら、2日間はかかっていたと思います。
最後の7ヶ所目で、ホースを使って砂壁を剥がすのが、早くキレイに仕上がることに気づいたんです。
砂壁剥がしを考えている方には、このホースを使った砂壁剥がしをオススメします。
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霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方
こちらの部屋、2階6帖間和室の子供部屋は、霧吹きを使って砂壁を剥がしました。
作業日数は2日間です。
霧吹きを使った剥がし方は、かなり粉塵が出るので、マスクをしました。
step1.養生をする
冒頭でもお伝えしたように、最初にするべきなのが養生です。
でも今回、我が家の場合、養生しませんでした。
理由は、汚れても濡れても良い床だったからです。
汚れが気になる場合は、ブルーシートなどを使って養生しましょう。
step2.霧吹きで壁に水を吹き付ける
砂壁に霧吹きを使って、水を吹き付けていきます。
まず最初に霧吹きで剥がす面を濡らし、そこにスクレイパーを当てて削っていきましょう。
今回使った霧吹きはダイソーで購入したもので、大きな手の私にも持ち手がぴったりフィトしてとても使いやすです。
2個購入しました。
吹きかける目安は、砂壁の色が変わるくらい、多めにたっぷりと吹きかけます。
すぐに乾燥してしまうので、床にしたたるくらい吹きかけましょう。
吹きかけたら、すぐには削らずにに3分ほど水を浸透させて、柔らかい状態にしてから削り始めます。
水を吹きかけても、すぐに削ってはダメですよ。
時間を置いてから削り作業に入りましょう!
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step3.砂壁をスクレーパーで削る
砂壁をスクレーパーで削っていきます。
今回使ったスクレーパーはダイソーで購入したもので、刃の部分が広く扇型になっているので、とても使いやすです。
スクレーパーの角度を変えながら、砂壁を剥がしていきます。
少し重労働ですが、女性の方は、体重をかけて剥がしてみてください。
↓子供部屋北側のドア入り口近辺の壁を剥がしています。
↓剥がす面積が広すぎて大変そうです。
↓子供部屋北側の様子で、写真の正面部分だけが削り終わっています。
夫が、脚立を使って、ドアの上の壁を剥がしています。
↓元々、押し入れだった天袋の上の細い壁を剥がしています
↓南側の窓の上の壁を剥がしています。
↓夫と息子の2人での砂壁剥がし作業です。
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step4.剥がし終えたら片付ける
剥がし終えたら片付けます。
大量の砂が畳に落ちたので、ホウキで拾い集めます。
↓すごい量の砂です。
↓砂を袋に入れた様子です。
ぱっと見、公園にある砂場の砂のようですね。
step5.壁を乾かす
完全に壁を乾かして完成です。
↓砂壁剥がしDIYが完成した壁をご覧ください。
↓キレイに剥がれていますね。
↓剥がす面積が広くて大変そうでしたが、キレイに仕上がっていますね。
↓砂壁の砂が腕に付くとこんな感じで、湿っているので肌にまとわり付きます。
霧吹きを使って砂壁剥がしをした感想
霧吹きを使って砂壁剥がしをした作業が終わっての感想ですが、手動の霧吹きでは手が非常に疲れます。
途中で握力がなくなり、手がつって握った手が開かなくなり・・・(^_^;)
手が疲れて霧吹きをあまりやらないようにしたら余計に時間がかかるようになってしまいました。
そしてスクレーパーで削った壁は水分が乾燥するとまたぼろぼろ落ちてきます・・・
たわしやホウキなどで仕上げをします。
また、スクレーパーの切れ味も大切ですので、スクレーパーなど切れ味の良いものを用意すると良いかもしれません。
ちなみに、和室6帖の子供部屋の砂壁剥がしに費やした時間は、2日間でした。
霧吹きを使って砂壁剥がしをしたbefore・afterの写真
写真だと伝わりにくいですが、afterの壁はつるんとした、ペンキが塗りやすそうな壁に変身しました。
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まとめ
「DIYで砂壁を剥がしたいけど、剥がし方がよくわからない」という悩みがある方もいるのではないでしょうか。
古くなった砂壁を新しくしたい場合、避けては通れないのが、既存の砂壁を剥がす作業です。
また、DIYをする場合砂壁を剥がさなければ、後々問題になることもあります。
理由は、砂壁のDIYのときに砂壁を剥がしていないまま、塗装や左官工事をすると、砂壁と一緒に剥がれてしまう可能性があるからです。
10年以上経過したような砂壁は多少なりとも砂壁の劣化が進んでいるため、剥がすのを避けて通ることはできません。
また、古い砂壁はぼろぼろ落ちてくるので、そのままパテ処理しても壁ごと剥がれることがある。
他にも、合板などを張っても合板の下で砂壁が落ちるので、合板の下から砂がでてくることがある。
調べたところ古い砂壁にはそんなことが特徴があるようです。
なので、我が家では、砂壁を剥がしたDIYを行いました。
やり方を振り返ってみましょう。
まずは、ホースを使った砂壁剥がしのやり方です。
[ホースを使った砂壁剥がしのやり方]
- 養生をする
- ホースを使って壁に放水をする
- 砂壁をスクレーパーで削る
- 剥がし残りがないかをチェックする
- 剥がし終えたら乾かして完成
次に、霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方です。
[霧吹きを使った砂壁剥がしのやり方]
- 養生をする
- 霧吹きで壁に水を吹き付ける
- 砂壁をスクレーパーで削る
- 剥がし終えたら片付ける
- 壁を乾かす
今回の砂壁剥がしDIYで、古い和室の臭いをなくすこともできました!
また、どうしても暗くなりがちな和室は、塗装で明るい配色にすれば見違えるような和室に生まれ変わります。
我が家では、砂壁剥がしDIYの後に、塗装をして明るい部屋にDIYしました。
↓トイレの壁も砂壁だったので、砂壁剥がしDIYでリフォームしました。
↓砂壁を剥がした後のペンキ塗装DIYでモダン和室にリフォームすることができました。
↓この和室部屋の壁もDIYで壊しちゃいました!