床の板張りDIYをヒノキの無垢材でフローリングにリフォームしてみました
床の板張りDIYをヒノキの無垢材でフローリングにリフォーム!!
DIYした場所は、元々押入れと床の間(とこのま)があった場所です。
なので、施工範囲は畳2枚分くらいになります。
押入れの床も、床の間(とこのま)も腐っていたので、使える状態ではありませんでした。
↓写真向かって右側に押入れがあり、左側には床の間がありました。
この元々押入れと床の間(とこのま)があった場所の床をDIYして、ヒノキの無垢材を使って、床に板張りをして一部分だけフローリングにするリフォームをしてみました。
素人の私たちでも、床に板張りをするDIYが満足のいく仕上がりになりました。
この和室の床は、板張りにする場所以外は、すべてDIYでタイルカーペットを貼りました。
↓記事で詳しくお伝えしているので、よかったら参考にしてみてくださいね。
それでは詳しく床の板張りDIYのやり方・施工方法について詳しく解説していきますね。
床の板張りDIY(リフォーム)をする作業で使用する道具
DIYで床を板張りにリフォームする時に実際に使用した道具を紹介します。
この道具はあったほうが便利なので、これらを参考にして買い揃えることをオススメします。
DIYで床の板張りに必要な道具 | ||
商品名 | 写真 | 使用用途 |
ヒノキ板30枚 |
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マキタ マルノコ |
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ゴムハンマー |
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テープ |
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メジャー |
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ボールペン |
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マキタ 充電式インパクトドライバー |
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90mmビス 黒コース |
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軍手 |
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ぞうきん |
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今回DIYで使用した床の板の素材について
今回、床の板張りDIYで、使用した板の素材は、無垢材です。
加工処理のしていない、一枚板の端材で、30枚使いました。
この端材は、庭の柵を作った時にでた端材で、購入先はホームセンターコメリです。
板の種類 | 板のサイズ | 価格 |
無垢材のヒノキ板 | (約)1820×9×9mm | 当時、約100円 |
無垢材とは、天然木から切り出した1枚の板を指す言葉です。
薄い板を張り合わせてその上から化粧材を貼った合板とは違い、1枚1枚がそれぞれに異なる表情がある板(素材)です。
すごい角度の反りがあったりするのが特徴です。
何も加工していないので、ザラザラしていて、軍手をしていないと節が手に刺さったりして痛いです。
だから、当時、一枚約100円で買えたのかもしれません。
今、コメリに行ってチェックしても、同じようなの商品がありません。
ラッキーだった買い物です。
同じ板を使って、天井の板張りDIYも行っています。参考にしてみてください!
今回の床の板張りDIYで実際にかかった費用とは?
私たちの場合、家全体をDIYしているので最低限の道具は揃っている状態で、床の板張りに使用した板は、すべて端材を利用することができました。
そのため、床の板張りDIYのために購入した商品はひとつもなくて、DIY費用はゼロ円です。
ラッキーです。
家にあるものですべて、まかなえることができました。
床の板張りDIYのやり方・施工方法
我が家が行なった床の板張りDIY・リフォームを手順ごとに紹介しますね。
- 合わせ作業をする
- 下地材の隙間を埋める
- 一番初めに張る板をビスで固定する
- 柱の形に合わせて板をカットする
- 板を張っていく
詳しく解説していきますね。
step1.合わせ作業をやる
実際に現場に板を持っていき、板を置いてみます。
↓合わせ作業をやっている場面です。
DIYで板を張るのに、無垢板を使うので、反りがあるのが特徴です。
板の反り具合を確認しながら、どのような感じになるのか、実際に板を置いて、合わせ作業を行います。
↓一番最後に張る板は、調整が必要で、板のカットが必要であることが分かりました。
素人が、この幅にカットするのは、なかなかの難関ですね(^_^;)
このように、合わせ作業で、板のカットが必要な場所などが把握でき、「これからDIYする!」と言う時に良い考えも思いついたりします。
また、どのような仕上がりになるのか、イメージをつかむことができるので、とても大事な工程になります。
合わせ作業は終了です。
↓キッチン側から撮った写真です。
合わせ作業に使った板は、この後、一旦全部移動させます。
理由は、DIYで張った下地材に隙間があるので、テープを貼らなければならないからです。
かなり時間のかかった合わせ作業でした!
約1時間くらい・・・
DIYする時にあれこれ考え、作戦を練ると、時間がかかるものです。
でも・・・
こんなにキレイに並べた状態を一旦撤去すると聞いた時ほどショックなことはないです!!
動かさないで、このままの状態で板張りのDIYをやれば良いのに!といつも思います。
でも、キレイな仕上がりにするためには、仕方ないのです。
夫の指示に素直に従います。笑
step2.下地材の隙間を埋める
畳の下にあった下地材は、全部腐っていたので、DIYで自分たちで下地材を張り替えました。
畳も畳の下の床(下地材)も腐っていたと言うことです。
幸いにも、下地材の下にある根太は奇跡的に腐ることなく、キレイでした!!
下地材は、12mmの合板ベニヤ板で全部自分たちで張り替えました。
大変でした!!その模様はありません(^_^;)
その下地材の張り替えの際に、隙間ができてしまったので、その隙間をテープで埋めていきます。
↓下地材と下地材の間にある隙間です。
テープを貼るだけの処置だけです。
↓このように、テープを貼っていきます。
↓隙間にテープを貼ることができました。
↓コメリで買った、TERAOKAのテープです。
これで板を張る準備ができました。
次はいよいよ、板を張っていきます。
step3.一番初めに張る板をビスで固定する
一番初めに張る板をビスで止めてしまいます。
理由は、最初の板を固定しておかないと、いつの間にか板がズレてしまうからです。
板がズレてしまったら、また板を最初から張り直さなければなりません。
そんな事態は絶対に避けたいので、必ず固定してから、板を張っていきます。
インパクトドライバーを使って1枚の板につき、4箇所くらいビスで固定します。
step4.柱の形の合わせて板をカットする
板と柱が接触する場合は、柱の形に合わせて板をカットします。
うまい具合に板と柱がハマるのが理想的です。
↓丸ノコで、赤い線に沿って板をカットしていきます。
↓柱と板がうまくハマるでしょうか?
↓ドキドキの瞬間です。
↓キレイにハマることができました。
この作業がうまくいくとホッとします。
嬉しすぎる〜!
step5.順々に板を張っていく
どんどん板を、順々に張っていきます。
板の貼り方は、レンガ張りと言う張り方です。
レンガ張りとは、板の長さの半分ずつ、ずらす方法です。
規則性があるので、整然としたシンプルな印象の表情になります。
レンガ張りにした理由は、2つあります。
- 見た目がシンプルでかっこいい
- 強度ができる
板をずらして張ると強度ができます。
※素人なので、あくまでもレンガ張りの雰囲気のような感じです(^_^;)
「なんとなくレンガ張りのように張れてればいいな〜」と言うような・・・
とにかく、強度を作りたかったので、板をずらしながら張っていきました。
張っていくやり方は、「現場合わせ」です。
「現場合わせとは、その場で板の長さを測りカットしていく」と言う作業を繰り返すやり方です。
現場合わせにした理由は、無垢材を使うからです。
無垢材には反りがあるため、いくら正確に板のサイズを測っても、実際現場で使用すると、サイズが合わないと言うことが何度もあるからです。
だから、その都度現場でサイズを測り、カットしていきます。
また、カットしたら、板のソリの他にも、板のキレイな面はどちらになるのか、節の位置などを総合的にチェックしていきます。
その他にも、ゴムハンマーで板の位置の微調整を行います。
こうみると、板を張って固定する前にやることが、たくさんあります。
とても地道な作業であり、作業時間のかかる、忍耐力の必要なDIYです。
板の位置が決まったら、インパクトドライバーを使って、ビスで板を固定します。
ここでやっと、ビスで固定ができる!といった感じになる程、それまでの作業時間に時間がかかります。
板をカットして、ビスで固定する作業を繰り返したら完成です。
[ビスを打つ時のポイント!]
ポイントは、ビスの長さに気をつけました。
下地材にしっかりビスがねじ込めるように、長いビスを使いました。
ヒノキの板の厚みは約10mmで、下地材は12mmの合板ベニヤ板です。
少なくとも20mm以上の長さのビスを使います。
たまたま家に、長さを90mmのビスがあったので、そちらを使いました。
長すぎるかもしれませんが、長い分にには問題ないので、それもありです。笑
ビスが短くて、下地材に届かないと板と下地材が固定できないので、気をつけました。
step6.張り付けた板の上を歩く
板が張れたら、試しに歩いてみます。
何度も何度も歩いた方が良いです。
理由は、歩くことによって、板の張り具合を確認できるからです。
- 歩くたびに音が出ないか
- 板がきちんと固定されているか
板が浮いていると、きしんだり、つまずいてしまいます。
つまずいてしまっては、怪我の原因になり大変危険なので、入念にチェックします。
【我が家の体験談】
目で見ると、完璧に固定しているように見えました。
でも、実際に歩いてみると、板が浮いている場所があって、つまづきそうになりました。
転んで怪我をしたら大変です。
また、歩くたびに、きしむ箇所もありました。
板が浮いたり、きしむ箇所には、板を外してソリの具合などを確認し、また新たに板を張り直しました。
ビスも6箇所くらい打ち、微調整して完成することができました。
床の板張りDIYが完成
↓畳2枚分の床の板張りDIYが、完成しました。
↓キッチン側から見た、床の板張りDIYをした様子です。
↓一番最後に張る板は、必要なサイズにカットする必要があると思っていました。
でも、奇跡的に、カットしなくても、大丈夫だったんです!
合わせ作業の段階では、カットが必要だと認識していても、実際には、「カットしなくても大丈夫!」と言うような出来事が起こるんです。
だから、あらかじめ必要な長さに板をカットしないで、現場合わせで、板をカットするようにしています。
板が無垢板で、反りがあるからだと思います。
私たちが行うDIYは、「現場合わせがやりやすい」と言うことがお分かりいただけたと思います。
↓なので、一番最後に張り付ける板は、柱と接触する部分を上手いこと、カットするだけでした。
でも、柱と接触する部分をカットする作業も、なかなかの時間のかかる作業なんです。
細かな作業になります。
柱と板の位置がずれないように、最新の注意を払わなければならないので、結構神経を使います。
カットの位置が決まっても、今度は丸ノコでカットです。
直線ではありますが、範囲が短いので、切りすぎにも注意が必要です。
できれば避けて通りたい!!
でも避けていては、いつまで経っても出来上がらない(^_^;)
やらなくてはいけない作業になります。
また、板を張る時に少し隙間を作って張ることもポイントです。
無垢板なので、夏は板が膨張するので、ピッタリに張ってしまうと、板が浮き出てしまうからです。
板が浮き上がってしまっては、張り直しが必要になってきます。
なので、板を張るときは、隙間を作りました。
↓床を板張りDIYする前の、beforeの写真です。
before写真の、押入れを解体した時の、床が撮れていないのが残念です。
↓板を張る前の直前の写真です。
この和室部屋は、床も天井も、とにかく腐り切っていました。
原因は、通気性の悪さだと思います。
現在は、壁を壊したことで、通気性の良い、快適な空間に生まれ変わっています。
思い切って、壁を壊して大正解でした。
↓当時の移住直後の写真です。
押入れと床の間が、写真の左側になります。
分かりにくいのですが、この状態を見ただけでも、荒れ果てた部屋です。
通気性が悪いので、床や天井が腐ってました(^_^;)
↓壁の壊し方についての記事があります。参考にしてみてください!
こんなにも、住み心地が変わるものなのか!と驚き、実感しています。
風通しが良いので、建具がカビることもなく、床が腐ってしまうようなことは今の所ないです。
↓また、白だった板も、ペンキ塗装で、黒に塗り直しました。
黒に塗ったことで、モダンな和室に生まれ変わったような気がします。
まとめ
畳2枚分の床の板張りDIYをリフォームしたやり方について紹介しました。
床の板張りDIYをリフォームした5つの工程をもう一度ふりかえってみましょう。
【5つの工程の工程は以下の通りです】
- 合わせ作業をする
- 下地材の隙間を埋める
- 一番初めに張る板をビスで固定する
- 柱の形の合わせて板をカットする
- 板を張っていく
素人でも、畳2枚分の床の板張りDIYをリフォームすることができました。
施工面積が狭いので、早く作業が終わるかなと思いきや、意外にも細かな作業がたくさんあって時間のかかるDIYでした。
合わせ作業から、完成までの作業時間は、約1日です(^_^;)
時間のかかる作業ではありますが、できた時は、感動しかありません!
現在も、よく使用する場所なので、大変だった当時のDIYを思い出します。
DIY費用もかからず、満足のいく仕上がりになった「床の板張りのDIY」でした。