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田舎移住の給湯には石油給湯器(灯油ボイラー)がおすすめって本当?
田舎に移住したときの給湯に石油給湯器(灯油ボイラー)をおすすめするとしたら、おすすめできるポイントはたった1つしかありません。

三重県志摩市の田舎に移住して石油給湯器(灯油ボイラー)を実際に使ってみてわかったこととして、おすすめできるポイントは1つしかありません。

それはランニングコストが安いということだけです。
給湯器とは、その名称の表すとおり、水をお湯に温め、供給する住宅設備機器のことです。
お湯を温めるための燃料には、都市ガス・プロパンガス・電気・石油などが使われます。
それぞれの給湯器のランニングコストをお伝えする前に、家庭でよく使われる給湯器についてお伝えしますね。
家庭でよく使われる給湯器は以下の通りです。
- ガス給湯器
- 石油給湯器(灯油ボイラー)
- 電気給湯器(電気温水器)
それぞれの給湯器について簡単に解説します。
都市ガス用給湯器とプロパンガス用給湯器の2つがあります。ガスの種類や圧力がちがいますので、給湯器もそれぞれのガス種にあった器具を使う必要があり、違うガス種のものは設置する事はできません。
石油給湯器は温水ボイラーと呼ばれる家庭用の小型ボイラーを指します。
たくさんのお湯を使う機会が多い寒冷地で、特に需要が高い給湯器です。
電気給湯器は別名「電気温水器」と呼ばれているもので、電気を使ってヒーターを温め、その熱を利用してお湯を作る給湯器です。
電気で動く給湯器の中でも、比較的少ない電気代でお湯を沸かすことができる省エネ給湯器が近年では流行っており、省エネ給湯器をエコキュートと呼びます。
長期的に使う場合は、通常の電気給湯器よりも経済的になります。

給湯器の仕組み、種類がわかったところで、それぞれの給湯器のランニングコストをみてみましょう。
それぞれの給湯器のランニングコストは以下の通りです。
※エネピーを参照
-
都市ガス用給湯器
都市ガスの場合のランニングコストは、90,399円/年 -
プロパンガス用給湯器
プロパンガスの場合のランニングコストは、289,522円/年 -
石油給湯器(灯油ボイラー)
灯油の場合のランニングコストは、55,986円/年 -
電気給湯器(電気温水器)の場合
電気のランニングコストは、196,715円/年

このように石油給湯器(灯油ボイラー)が一番安いことがわかります。
我が家の灯油の1年間のランニングコストは以下の通りです。
我が家の家族構成は、4人家族(夫婦・子供2人)
1(ℓ)リットル平均80円として計算、1缶18ℓ。
月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |
金額 | 8,640 | 8,640 | 5,760 | 2,880 | 2,880 |
6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
2,880 | 2,880 | 1,440 | 2,880 | 2,880 | 5,760 | 8,640 |
合計¥56,160
このように、我が家の石油給湯器(灯油ボイラー)のランニングコストは¥56.160となります。
夏場はシャワーだけの使用になるのでかなり安くなり、冬場はお風呂を使用するため、使用時間も長くなり灯油を買う回数が増え価格も高くなります。
それでも、石油給湯器(灯油ボイラー)は、他の給湯器に比べるとランニングコストが非常に安いのでおすすめするポイントになります。

石油給湯器は節約にもなるので、家計も非常に助かるわ。他におすすめするポイントはある?

石油給湯器(灯油ボイラー)の耐用年数が他の給湯器に比べると10〜15年と長いんだ。だけど家庭での使い方次第で、使用年数も変わってくるから何とも言えないんだよ。
石油給湯器の平均耐用年数は10〜15年だとか…
使い方や環境によって多少差がありますので、7年程度で調子が悪くなって買い替えたという方もいれば、部品の交換や修理をしながら15年は使っているという方もいるようです。

それなら、部品の交換や修理をしながら長持ちさせて使いたいわね

我々が実際に使ってみてどれだけの耐用年数になるか実験してみよう。数年後の石油給湯器の状況をご報告させていただきます!
ということで、石油給湯器(灯油ボイラー)は、ランニングコストが非常に安いことだけがポイントになります。
でもランニングコストが非常に安いって、最大の魅力ですよね!
設置後もプロパンガスのように基本料金もかかりません。
石油給湯器(灯油ボイラー)は、純粋に使用した灯油量の灯油代だけになります

石油給湯器(灯油ボイラー)は馴染みもなく本当に使うべきか悩みましたが、今は石油給湯器にしてよかったと思っています。

ちなみに、寒冷地に住んでいれば、石油給湯器にするメリットは2つになるんだよ。コスト面の他、「たくさんのお湯を使うことができる」というメリットがあるんだ!次の章で詳しくお伝えします。
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田舎では石油給湯器(灯油ボイラー)が主流な理由とは?
石油給湯器(灯油ボイラー)とは、灯油を燃料に燃焼バーナーを利用して給湯してくれる給湯システムです。
田舎では石油給湯器(灯油ボイラー)が主流になります。
理由は以下の2つです。
- 都市ガスの配管が通ってない
- 寒冷地域で広く愛用
田舎では、都市ガスの配管が通ってないことがほとんどなので、ライフラインの選択肢が決まってきます。

だから、都市ガスは都会、プロパンガスは田舎というイメージがあるわけね
となると、プロパンのランニングコストは冒頭でもお伝えしたように、289,522円/年と高額になるので、ランニングコストの安い石油給湯器(灯油ボイラー)を選択することになります。
また、たくさんのお湯を使う機会が多い寒冷地で、特に需要が高い給湯器です
理由は、石油給湯器はパワフルな給湯能力がある上に、石油を用いた燃料なのでガスや電気よりもずっとパワフルに給湯できるからです。
それに加えて、熱量に対しての費用もガス代や電気代に比べて安いのも寒冷地域で広く愛用されている理由のひとつになります。
給湯器といえばガスや電気のイメージがあり、あまりなじみがないものかもしれませんが、家庭用も普及されています。
以上のことから、田舎では石油給湯器(灯油ボイラー)が主流になることがお分かりいただけたでしょうか?
田舎に移住してきた時、かなり気になったことがお湯や風呂を沸かすのに灯油を用いることでした。
私がこれまで暮らしてきた関東周辺は全て都市ガスや電気だったので不安でしたが、この辺りでは都市ガスがないので大多数の家に灯油タンクが設置されていて、灯油のボイラーはごく一般的に使用されています。
また、電気を使ってお湯を沸かすエコキュートも気になり見積もりも出してもらいましたが、石油給湯器(灯油ボイラー)に決めました。
※エコキュートの見積もりに関しての話がすぐ下にある、我が家の体験談で詳しく紹介しています。
我が家は寒冷地ではないけれど、プロパンガスや電気に比べ、自分で灯油を買ってきて給油でき、毎月の基本料金がかからない利点がある石油給湯器は特に田舎での利用には適していると思います。
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我が家が移住してきたばかりの時、この地域が風呂の給湯などに石油給湯器(灯油ボイラー)が主流ということを全然知りませんでした。

移住先の家には、すでに石油給湯器(灯油ボイラー)と灯油タンクと灯油ボイラー庫が設置してあったね
ボイラー庫の中には、減圧式給湯器が入っていました。

初めてボイラー庫を見た時は、「これなんだろう?」と不思議に思い恐る恐る開けた記憶があるわ
下の写真は、我が家で使っている、ボイラー庫と灯油タンクです。↓
このボーラー庫は、移住前からあり、当時家を建てた方が設置したようです。
造りもしっかりしていて、雨・風がしのげるので、給湯器にとってはとても良い状態が維持できます。

ボイラー庫と灯油タンクの様子
下の写真は、ボイラー庫の中の様子で、減圧式給湯器が設置してあります。↓

ボイラー庫の中の下の方の様子
そこで当時、この地域が石油給湯器(灯油ボイラー)が主流だということ何も知らない私たちは、生活のライフラインをどうするかインターネットで探すことに…
移住先の家のライフラインは、ガスはプロパン、風呂や給湯全般は灯油(石油)給湯器を使用しています。
私が住んでいた移住前の神奈川の家は、オール電化でしたが、オール電化は絶対に嫌でした。
理由は以下の通りです。
- 火力で調理したかった。
- 体に害を与えるというIHヒーターの電磁波の問題
- オール電化は災害時に困る
災害時や停電時に電気がストップしてしまった場合、オール電化の家庭は全てのライフラインが一気にストップしてしまいます。

停電時は、IHが使えないから調理する事もできないし、風呂にも入れず、大変な思いをしたわね

オール電化にすると、停電が死活問題になるんだ。身をもって体験したね。

お風呂やキッチンの水道で暖かいお湯を使う給湯器は、何が一番良いのかネットで調べてみました。
そこで、電気給湯器の一つである「エコキュート」というものがの人気が出てきていることを知りました。
また、熱効率をより高めた「エコキュート」の普及が推進されているとか…
エコキュートとは、電気を使ってお湯を沸かす給湯器のことです。給湯器はお風呂を沸かすときに操作するパネルを想像すると分かりやすいかもしれません。お風呂のお湯だけではなく、キッチンの水道で温かいお湯を使いたいときにも給湯器が使われています。お湯を沸かすときにはガスを使用するのが一般的でしたが、ランニングコストを抑えられることができます。
ハウジング十兵衛参照
まずは、家電製品屋に行き、下見をすることに。
我が家の近所にある電気屋さんであるエディオンに行き、下見をしてきました。↓

近所の電気屋エディオン
店内にエコキュートとガス給湯器が置いてありました。
左がガス給湯器、右がエコキュートのお湯を貯めるタンクユニットになり、サイズが大きすぎて驚きました。
タンクユニット以外にも、ヒートポンプユニットというものを空気中の熱を移動させるために設置しなくていけないとか…
そうなると設置面積もかなり広く使う必要がありそうです。↓

電気屋に下見に行った時の、ガス給湯器とエコキュートの様子
イラストでイメージすると以下になり、タンクユニットとヒートポンプユニットの2つを設置しなければなりません。↓

お店で現物を見れば給湯器の大きさの確認ができるし、店員さんの話も聞けるから、絶対に行くべきです!

店員さんからは、その地域ならではのライフラインの話が聞けて、本当に助かったよね
私が住む地域は、風呂の給湯には、石油給湯器を使うのが主流だということを店員さんから聞きました。
確かに近所を見渡すと、石油給湯器や灯油タンクが目につきます。

でも、人気が出て来ている、エコキュートの存在がどうしても気になったので実際に見積もりに来てもらいました。
その結果、古い家屋にエコキュートーを取り付けるとなると、電気の引き込みや分電盤の交換と給湯器設置でかなりの費用(100万円単位)がかかる見積もりになってしまったのです。
それに加えて、エコキュートはデメリットが多く、却下になりました。
デメリットは以下の通りです。
- 深夜に電気代を抑えるプランで契約するためにはオール電化にしなければならない。
- 設置場所も多く必要となる
- 本体価格は安いものでも20万円以上する
- 設置費用も高い
- プランを変える手間が面倒
深夜に電気代を抑えるプランで契約するためにはオール電化にしなければならないことを知らなかったんです。
冒頭でも述べたように、田舎生活でのオール電化は絶対に避けたい!!

ですから、この時点でエコキュートにする可能性はゼロに…
また、キッチンでIHの利用に慣れている人であれば問題ないかもしれませんが、ガスコンロが良いなどこだわりがある人にとっては、オール電化にしなければならない点ではデメリットになります。
下の写真は、我が家のガスコンロです。↓
火で調理する事の楽しさを毎日実感しています。

我が家で使用しているガスコンロ
電気温水器の中でも特にエコキュートは、深夜電力利用を念頭に入れた設計のためタンクが大きく、設置場所も多く必要となります。
そのエコキュートの本体価格は安いものでも20万円以上するため、給湯器の中では最も高額。
しかも、設置費用がエコキュート電気給湯器の場合は20万円以上かかりますが、それ以外の給湯器は設置費用に大きな違いはありません。
電気給湯器の中でも、一番高額です。

エコキュートは深夜にお湯を沸かすため、深夜に安く電気を使えるプランにしておくことで光熱費を抑えることができます。

プランを変える手間が面倒だと思う人にとってはデメリットに感じられるかもしれません。
タンク内のお湯が切れそうになったら、自動的にお湯は沸きますが、深夜帯以外の場合、割高になる電気を使用してしまうため、大家族の場合は気を遣うかもしれません。
以上のようなデメリットがあるので、エコキュートは断念しました。
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石油給湯器(灯油ボイラー)の価格は?
給湯器を導入するにあたり、まず気になるのは本体価格です。
いざ、導入しようとなっても何百万もするものでは、困ってしまいます。
ガス給湯器 | 5万〜10万円 |
---|---|
石油給湯器(灯油ボイラー) | 10万〜15万円 |
電気給湯器 | 10万〜40万円 |
本体価格を比較すると、ガスボイラーが一番お買い得です。
私が購入した石油給湯器(灯油ボイラー)の価格は、¥171,000です。

石油給湯器灯油ボイラの価格が載っている明細書
石油給湯器の種類は2つある
ひとことで石油給湯器といっても、その仕組みにより2種類に分けることができます。
- 直圧式
- 減圧式

我が家はどっちの種類になるの?

実物を見てもどちらの種類か分からなくて、メーカーに直接電話して聞いちゃいました。
ちなみに我が家の石油給湯器のメーカーは、長府製作所というメーカになります。
電話で担当の方に聞くと、長府製作所で取り扱っているのは、直圧式と減圧式の2つだけだという回答でした。
型番を伝えると、我が家の給湯器は、減圧式タイプで追い焚きのできないシンプルなタイプの給湯器だということでした。

本体についているラベルを見ても分からなかったので、どちらの種類を使用しているのか分かってスッキリしました

どちらの種類か分かっておけば、気になる事があればネットで調べてすぐに対応できるから、知っておいたほうがいいね
それでは、直圧式給湯器と減圧式給湯器の仕組みを紹介します。
直圧式給湯器
お湯を必要な時に使う分だけお湯を沸かし、水道の圧力を利用してお湯を供給するタイプが直圧式給湯器です。
水圧が強いので、ストレスなくシャワーを利用できます。
瞬間式給湯で利便性が高いため、石油給湯器ではメジャーな種類と言えます。
減圧式石油給湯器

こちらが我が家で使っている減圧式タイプの石油給湯器
減圧式とは、貯湯タンクと呼ばれる槽にお湯を作って貯め、そこからお湯を供給するタイプの給湯器です。
減圧式は貯湯式とも言います。
移住して4年経って実際に減圧式タイプの石油給湯器を使ってみた感想をお伝えしたいと思い、メリットとデメリットを考えました。

減圧式タイプの石油給湯器のデメリットとメリットを紹介します。
まずは、デメリットから!
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減圧式タイプの石油給湯器の11のデメリットとは?
- お湯が沸くまでに時間がかかる
- 一度にお湯を使いすぎると湯切れを起こす
- 直圧式に比べると水圧は弱めになる
- お湯の温度が細かく調節できず、段階設定となる
- 使い始めると、ボーボーという音が鳴る
- 灯油を安定して確保できる状態をキープしなければならない
- 灯油を買いに行く手間がある
- 灯油の値動きに左右される
- 石油タンクの取り付けスペースが別途必要になる
- 稼働のために定期的に灯油を入れる必要があり、給油の手間がある
- 家庭で使用できる灯油量に上限がある
使い始めると、ボーボーという音が鳴るデメリット
給湯器の電源を入れていると待機電力が多めに発生します。
何も分からずに使い始めた当初、家に突然「ボーボー」という音がして、何の音なのか不思議に思っていましたが…
音の正体は、減圧式タイプの石油給湯器の音でした。
「ボーボー」と鳴る音をこちらから確認してみてください↓↓
電源がオンになっている状態で鳴り、常に鳴っているわけではなく、一定の間隔を開けてボーボーと鳴ります。
音が鳴り響く事が正解なのか、気になりメーカーに直接電話で聞くと、燃焼動作に入る時の燃焼音になるとか…
この音は、この減圧式タイプの石油給湯器の特徴のようで、故障音ではないそうです。

燃焼動作に入っている時に音が鳴る仕組みになっている事がわかってスッキリしたわ

ポイントもあるよ!お湯を使用しないのであれば、電力面でも灯油面でも節約の意味でリモコンの電源は切っておきましょう
我が家の減圧式タイプ給湯器の場合の大事なポイント
電源を入れている間はお湯の温度が下がったら勝手に燃えるので、電源を入れている時間に比例して燃焼時間も増えていってしまいます。
結果的に機器の負担が増してしまうため、貯湯式ボイラーの場合は使用しない時は電源を切っておく方が燃料の節約面でもおすすめです。
初めはこの音に違和感を感じて慣れませんでしたが、だんだんとこの音にも慣れてきます。

我が家では、慣れるまでは電源の切り忘れが多くて冷やっとしたこともあったね。

誰もお風呂を使っていないのに、夜中に急にボーボーと音がして…

慌てて、リモコンの電源を切りに何度も行ってたよ

逆に今では、音がすることによって、消し忘れ防止にもなってるわね
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灯油の残量を常に気にしなければならないデメリット
石油給湯機の場合、完全に灯油切れを起こしてしまうと単にオイルタンクに灯油を補充するだけでは復旧できなくなります。
灯油切れを起こすと、給油配管の中に空気が溜まってしまい、その空気を出さないことには燃焼機器は作動できない仕組みになっているんです。
つまりは「灯油ボイラーのエア抜き」をやらなくてはいけません。

急いで灯油を補充しても、「灯油ボイラーのエア抜き」をやらなければ給湯器は全く作動しないんだよ。

灯油切れを起こさないために、灯油の残量を常に気にしておく必要があるわね。
タンクの外側からメモリが見えるので、灯油の残量を確認できます。
下の写真は、我が家のオイルタンクです↓

我が家のオイルタンク

我が家のオイルタンクの湯量計
また、最近のリモコンは優れ物で故障診断機能が付いていて故障原因をエラーコードで教えてくれます。
長府製作所のボイラーリモコンだと(E1)が出た時は燃料切れが多いです(たまに燃焼系の故障も有ります)

我が家では、掃除のたびに毎日チェックしているので、今まで灯油切れを起こしたことがありません。

お湯が出ないでお風呂に入れなかったら、寒い冬は特に困ります。でも大丈夫!素人でも出来る復旧の方法があるようです。
「灯油ボイラーのエアー抜き」のやり方についてはネットにたくさんの情報がありました。
もし「エアー抜き」が必要になったら、ネットを参考にしてみて自分でやってみるのもいいかもしれませんね。
メーカーサービスに給湯器のエア抜きを依頼すると出張作業量で5,000円〜10,000円になるようです。
「エアー抜き」についてはこちらを参考にしてみてください
↓
オスカーホーム
灯油を買いに行く手間があるデメリット
うちでは灯油タンクにはポリタンクで買ってきて灯油ポンプを使って入れてます。
配達も考えましたが、配達を頼めば人件費や運送費がかかります。
また、法律や各条例により、一般家庭が保有できる灯油の量は上限が設けられているんです。
200リットル未満までしか保有することができません。
このことから、自分たちで灯油を買うことにしています。
ホームセンターコメリやガソリンスタンドで買っています。

4年間続けていますが、慣れてしまえばなんとも思わなくなりますよ。

18リットルの灯油タンクを運ぶのに、腕がかなり鍛えられました。これってメリットになるかも!?
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お湯の温度が細かく調節できず、段階設定となるデメリット
基本的減圧式機器は 温度は段階表示になり、最高温度の5番で使う方が多いともいいます。
80度程度の最高温度のお湯に 水を多く混ぜる事で 全体の湯量を増やしてつかいます。
下の写真は、我が家で使用している減圧式給湯器のリモコン(右側)になり、分電盤の隣に備え付けてあります↓

分電盤の横に減圧式給湯器のリモコンを設置しています
下の写真は、温度設定4番を設定しています↓

我が家で使用している減圧式給湯器用のリモコン
写真でもわかるように、温度設定が1〜5段階設定になっています。

それぞれの段階の温度が知りたくて、(株)長府製作所に問い合わせて聞いてみました。
温度設定1〜5の温度は次の通りです。
温度設定1〜5のそれぞれの温度
1に設定した時の温度は35℃
2に設定した時の温度は40℃
3に設定した時の温度は45℃
4に設定した時の温度は50℃
5に設定した時の温度は60℃
[我が家の使い方とポイントを伝授]
4年間、温度設定をいろいろ試してきました。
季節毎に設定温度は変えることをおすすめします。

ちなみに我が家の石油給湯器(灯油ボイラー)の使用箇所は、風呂場・キッチンの蛇口・洗面所の蛇口での利用になります。

それでは、一番オススメの設定方法をお伝えします。
春・夏・秋と設定温度は常に3番で、熱ければ水を出して調節します。
冬だけは、4番に設定。
5番は熱すぎて、燃料を無駄に使っている感じがするので5番は使っていません。
そして、お風呂の湯加減調整がいまだに、とても難しいです。
お風呂のお湯と水の割合は、お湯は蛇口全開で、水は蛇口を5㎜動かす位です。
水は、チョロチョロ出るくらいで丁度いい湯加減になります。
割合で言うと、お湯が9.5割で水が0.5割位。

水が1割になってしまうと、ぬるい湯加減になってしまい、家族からブーイングがでます。

水を出す微妙な調整がいまだに難しいんですよ。
減圧式でも 一部の機器は 温度設定できるタイプもあるみたいです。
減圧式タイプの石油給湯器のメリット
- 製品価格は直圧式石油給湯器より比較的安価に抑えらえる
- 構造が単純な分、故障が少ないという利点もある
- 容量の大きいタンクにお湯を貯めておくので、一度に大量のお湯を沸かせます。
確かに、使って4年が経ちますが、今まで故障したことがありません。
でも・・・

一回だけお湯が出なくて、故障だと思い、業者さんを呼んだだことがあるわね。覚えてる?

原因は故障ではなく、ボイラー根元の給水栓の凍結が原因でお湯が出なかったことを覚えているよ。気温の低い寒い日は、給水栓が凍結してしまうことを初めて知ったよね。

凍結の一番の原因は、もちろん気温の低さ。特に0度を下回るような極端な低温の時に凍結する可能性があるって業者さんが言ってたわ

この時の対処法は、自然解凍。気温が上昇することによって解凍されるのを待っていたからお昼には使えるようになって安心したよ。
給湯器が凍結した時の対処法と原因、防止対策についてはこちらで詳しく紹介されています
↓
リショップナビ
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石油給湯器を扱っているメーカーはどこがおすすめなの?
石油給湯器を製造・販売しているメーカーは主に以下の3社です。
①ノーリツ
給湯器大手のノーリツも、石油給湯器をラインナップしています。
②長府製作所
業界初の瞬間式石油ボイラーの製造を手がけており、
石油給湯器に関しては国内トップクラスのメーカーといえます。
③コロナ
石油給湯器に関して、主力国内メーカーのひとつです。
石油給湯器の省エネタイプ・エコフィールを含め、豊富なラインナップとシェアを誇ります。

全国的に見ると上記3つのメーカーがほぼ横並びのシェア率だと言われているみたいよ

横並びのシェア率なら、どこが優れていてどこが劣っているという感じは無いってことだよね
例えば、「テレビのメーカーはどこがおすすめ?」って聞かれているのと一緒で、ソニーにはソニーの良さがあり、東芝には東芝の良さがあると思うんです。
給湯器もメーカーで悩む必要はないかもしれませんね。
単純に「〇〇を選ぶのが正解!」とは言えないのが難しいところです。
我が家では、以前住んでいた方が長府製作所の給湯器を使っていたので、そのまま継続して使ってます。
この地域が長府製作所を使っているということも挙げられます。
もし迷われていて、今まで使っていた給湯器で特に不満が無いなら変える必要もないかもしれません。
初めて石油給湯器を使われるのであれば、安売りしているからという理由でメーカーを選んでみるのも全く問題なさそうです。
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石油給湯器灯油ボイラーは移住促進住宅リフォーム支援事業助成金でまかなえるって知ってる?
私が移住した志摩市では、平成29年4月から志摩市に移住される方を対象とした「住まいに関する支援制度」を新たに設けることになると役所の方に聞きました。
「住まいに関する支援制度」の中に、移住促進住宅リフォーム支援事業助成金という制度があることを知って、申し込みをしたのです。
移住促進住宅リフォーム支援事業助成金制度とは…
市外からの移住者が、市内にある居住の用に供する住宅をリフォームするにあたり、一定の要件を満たした場合、その費用を助成します。
助成金:リフォームに要した費用(消費税除く)の10分の5(上限20万円)

申し込み手続きを済ませ、確定通知書がきたときは嬉しかったわね

移住促進住宅リフォーム支援事業助成金交付確定通知書

移住促進住宅リフォーム支援事業助成金を使って、石油給湯器灯油ボイラー取り替え工事とトイレ改造工事をしました。
石油給湯器灯油ボイラー取り替え工事とトイレ改造工事の費用は以下の通りです。
石油給湯器灯油ボイラー取り替え工事費用→¥18,6000
トイレ改造工事の費用→¥286518 (DIYもしています!)
合計¥510,000
助成金制度で20万円頂くことができました。
合計¥510,000の内助成金制度でた20万を使い、残りの金額¥310,000は自分達で出しました。
現在は、移住促進住宅リフォーム支援事業助成金制度が助終了してしまったようで、とても残念です。
でも移住した際には、移住支援制度について、必ず市役所に問い合わせをして聞いたほうが絶対に良いです。

あなたに合う移住支援制度があったら、ぜひ利用しましょう。
↓我が家がDIYしたトイレについて2つ紹介しています。
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まとめ
石油給湯器(灯油ボイラー)の実際に使ってみた感想についてお伝えしました。
ガス給湯器に慣れ親しんでいると、石油給湯器は懐かしい商品に感じるかもしれません。
給湯能力の高さから、いまだ多くの地域で広く使われているのが石油給湯器です。
取り扱いも楽なので、使用した分だけ無駄なく使え、安全と節約をともに備えた暮らしの強い味方です。
燃料の確保など、石油給湯器ならではの注意点はありますが、使い方によっては非常に便利で使いやすい給湯器です。
復旧作業を待たずに使用でき、ガス漏れする心配もなく安心して利用することができます。
実際に使って慣れてくると、デメリットもデメリットだと感じなくなってくるから不思議です。
ランニングコストが安いのが本当にありがたいと感じています。
馴染みのなかった石油給湯器が、私たちの暮らしを支えてくれているので大事に使いたいいですね。
どの給湯器を使うかは、ライフスタイルに大きく影響されますので、自分たちに照らし合わせて考えるのがベストだと思います。