田舎に移住したいけど子どもの学校の問題が…転校させてまで田舎に移住する価値はあるの?

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移住

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田舎移住に子どもを転校させてまで田舎に移住する価値はある?

管理人asa
管理人asa

私たちには高校生の娘と中学生の息子がいたこともあり、本当に悩んだ結果、神奈川県から三重県の田舎に移住したのですが、移住から4年経って断言できるのは「子どもを転校させてまで田舎に移住する価値があった!」ということです。

それは、実際に三重県の田舎に移住したことで、それまでの人生では得られなかった次の4つのことが体験できたからです。

田舎に移住したことで、それまでの人生では得られなかった4つのこと

  1. 田舎と都会の違いを肌で感じることができたという貴重な体験
  2. 古民家を99%家族でDIYした体験を通してそれぞれ何かしらの学びを得た
  3. 住環境の違いによって多くの問題を体験できた
  4. 言葉の違いや、食べ物の特産品などの違いを直接体験できた
旦那
旦那

これらのことは、田舎に移住せず、神奈川にいたままだったら体験できなかったことです。

我が家の家族構成

私たちは2017年8月に神奈川県の横須賀市から三重県の志摩市に移住しました。

管理人asa
管理人asa

当時の私たちの状況は次の通りです。

 夫(55) 会社員
 私(42) 主婦
 長女(15) 中学を卒業したばかり。
2017年に高校を受験して農業高校に無事合格して4月から高校生活を楽しく送っていた
 長男(13) 中学1年在学中
小学校を卒業して、部活に入り、中学生活を始めたばかり

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私たち家族が移住前に悩んだことは?

学校の様子を撮影した写真

学校の様子

旦那
旦那

お子さんのいる家庭なら、田舎に移住するとなると、真っ先に考えることは「子供の学校の問題」ですよね

私たちの子供たちは移住当時、高校1年生と、中学1年生になったばかりで、やっと新しい学校生活に慣れた頃の時期でした。

子供の転校となると、色んな不安が頭をよぎります。

  • 転校させてまで移住する必要があるのか?
  • 転校して学校に馴染めるのかどうか?
  • 子供が学校を卒業するまで移住は諦めるべきなのか?

このような問題をどう解決していいのかわからずに、移住する事に一歩踏み出せないままでいました。

でも、子供たちに家の事情を伝え、よく話し合った結果、転校することも承知の上で「移住してもいいよ!」と言ってくれました。

管理人asa
管理人asa

転校する事になるので、子供の意思をよく確認し、家族で話し合う必要があるわ

旦那
旦那

子供の考えや意見を聞かずに転校させる事は、絶対にやめたほうがいいね

私たちが子どもたちに話したこととは?

  • 夫の病気のこと
  • 夫が仕事を辞めること
  • 家のローンのこと
管理人asa
管理人asa

まず子どもたちに話したことは、夫が病気になり、今勤めている会社で働くことができなくなったこと。

旦那
旦那

会社を辞めざる得ないことを伝えました。

「会社を辞める」ということは、お金を稼ぐことができないから「生活ができなくなる」という現実を話し・・・

生活できるようにするためには、「この家を売ってお金に変えるしかない」ことを伝え、売れたお金で、移住したいと順序立てて、分かりやすく話しました。

家族会議

その時の子どものリアクションは・・・

いいよ。

でした。

以外にもあっさりした返答に、こちらも拍子抜けをしてしまいました。

その後に、子供が、こんなことを言ったんです。

違った世界も見てみたい!!

なんて前向きな発言なんだ!と少し驚きつつも、「成長してるなあ。」と実感した瞬間でもありました。

私たちが解決しなくてはいけなかった問題とは?

管理人asa
管理人asa

転校以外に抱えていた問題とは、以下の2つです。

  • 移住先での仕事、収入源
  • 親類

ネットショプを開設

会社勤めが病気が原因で、できなくなってしまった夫は、以前からやりたいと考えていたネットショプを開設しました。

これならパソコン1台あればどこに移住しても稼ぐことができます。

現在の収入源は、この他に私のパート代です。

親の反対がありました。

親が反対

夫の親は、理解があって移住する事に納得してくれました。

管理人asa
管理人asa

しかし、私の親の反対がありました。

理由は、長女の学校の問題を気にかけくれていたんです。

せっかく高校受験をして受かったのに、「今、移住するタイミングではない。」と…

「娘が高校を卒業するまで見守るのが、親の義務ではないのか?」と…

親が言っていることも、十分わかりますが、私たちも生活していかなくてはなりません。

最終的には、長女の意志に任せる事にしました。

管理人asa
管理人asa

その結果、両親も納得してくれました。

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子どもを転校させてまでした移住がかけがえのない経験だったと思える理由とは?

冒頭にご紹介したのですが、田舎に移住したことで、それまでの人生では得られなかった体験を家族全員で得ることができました。

  1. 田舎と都会の違いを肌で感じることができたという貴重な体験
  2. 古民家を99%家族でDIYした体験を通してそれぞれ何かしらの学びを得た
  3. 住環境の違いによって多くの問題を体験できた
  4. 言葉の違いや、食べ物の特産品などの違いを直接体験できた
管理人asa
管理人asa

これらについて詳しくご説明します。

田舎と都会の違いを肌で感じることができたという貴重な体験

横須賀駅前の様子

横須賀駅前の様子

神奈川県で生まれ育った子供達の環境は、いわゆる都会育ちの現代っ子でした。

家を出ればすぐにコンビニがあって、ご飯を食べたり、買い物できるお店がたくさんあって、人も家もたくさんある。

生活は便利そのものです。

しかし、私たちが移住した場所はそんな便利な環境ではありませんでした。

コンビニは車で5分くらい行かないとないし、スーパーも、ホームセンターもすべて車がないといけません。

電車は1時間に1本のペースです。

しかも、所々に無人駅があるので精算をどのようにすれば良いのか分からず焦ってしまうこともありました。

バスは1時間か2時間に1本のペースだったりもします。

駅の周りにはデパートも無く、閑散としています。

田舎の風景

このような不便さを感じる事で、都会と田舎の違いというものがよく理解できました。

そのことから、自分たちが今までいかに恵まれていたのかということに気づき、「あたりまえだったことに深い感謝の気持ちを持てるようになったのです。

また物を大切にするようになりましたし、子どもたちに若くしてこのような比較を体験させられたことは素晴らしい価値のある出来事だと思っています。

まだ10代半ばの子どもたちが移住によって明らかに精神的な成長を遂げ、とても頼りがいのある自立した子供に変わってくれました。

古民家を99%家族でDIYした体験を通してそれぞれ何かしらの学びを得た

与えられた家に当たり前のように暮らしていたが、自分たちで住むための家を作っていかなければ快適に生活する事ができないことを肌で実感できました。

引越したばかりの家の状況は、とても生活できる環境ではありませんでした。

築47年の家は、私たちが住む前は、空き家の期間が5年。

使われていない家は、どんどん腐っていってしまいます。

家の中は、カビ臭がすごくて、床はプカプカしていて、いつ穴が空いてもおかしくない状態。

古い台所の様子を撮影した写真

古い台所の様子

移住した時の汚れた風呂の様子をを撮影した写真

移住した時の汚れた風呂の様子

風呂場もキッチンも触れたくないくらいの汚さでした。

移住してすぐに我が家のDIYが始まりました。

家のリフォームとなると、命がけになるので、中途半端な気持ちでやると事故につながるります。

DIYは、中途半端な作業を絶対に行ってはダメです。

例えば、息子に釘を抜くように頼みます。

その時に、根太にある錆びた釘を抜けなかったからといって、そのまま放置してしまったんです。

事後報告で伝える事もしませんでした。

すべて抜き終えていると思い込んでいた夫は、作業中に釘に刺さりそうになり、大怪我を負いそうな場面がありました。

本当にヒヤッとした事を今でも覚えているくらいです。

この時、「自分が任された仕事は責任を持ってちゃんとやれ!」と教え込みました。

 

この事からも、子供たちが社会人となり社会の中で働くようになった時に、このような経験がとても生かされると思うのです。

DIYでも、とても価値のある体験をできているのです。

管理人asa
管理人asa

釘の抜き忘れの他にも、ドア取り付け時の押さえ方が下手だったりして、長男は夫によく怒鳴られていたわね。

旦那
旦那

DIYはある意味、命がけだから、怒鳴られても仕方ないんだよ!

カーテンレールを取り付けた後にカーテンを付けている様子を撮影した写真

カーテンレールを取り付けた後にカーテンをクリップに付けている様子

夫と息子で天井の貼り付けの様子を撮影した写真

夫と息子で天井の貼り付け作業をやっている様子

キッチンの窓枠を取り除く準備をしている様子を撮影した写真

キッチンの窓枠を取り除く準備をしている様子

キッチンの壁を作る土台取り付けている様子を撮影した写真

キッチンの壁を作る土台取り付けている様子

キッチンの床貼りの助手をしている息子の様子を撮影した写真

キッチンの床貼りの助手をしている息子の様子

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住環境の違いによって多くの問題を体験できた

三重県の風景

・神奈川県の人口は50万人、三重県の人口は5万人。

私が住んでいた神奈川県の家は、湘南エリアといって、雑誌などで紹介される人気エリアでした。

芸能人やセカンドハウスとして住んでいる人も多いく、家も人もたくさんいる窮屈な街に変わっていってしまいました。

一方で、三重県はなんて住みやすいのでしょう。

家も人も少ないので、とても暮らしやすいのです。

・田舎の土地がべらぼうに安すぎる!!

神奈川県に住んでいた時の家の価格は、

・35坪の土地で2千万
・上物・建物が2千万
合計4千万円もしました。

もちろん、35年ローンで購入

毎月の支払いが12万円。ボーナス時の支払いは25万円。

年間130万円が家のローンで消えていく…

旦那
旦那

これってありえへん世界ですよね??

管理人asa
管理人asa

ローン地獄から抜け出せた夫は、「肩が軽くなった」と、よく言ってます!

三重県の我が家の土地は

・95坪の土地で家付きが200万

管理人asa
管理人asa

これってどういう事?って感じですよね?

旦那
旦那

こんなに違っていいの??って思いませんか?皆さんに気づいて欲しい!

しかも、固定資産税も、ダントツに三重県が安いです!

管理人asa
管理人asa

これってなんで?って思いませんか!

神奈川にいた時は、年間13万円位支払っていました。

三重県では年間3万円くらいです。

県によって、こんなにも金額が違うなんて驚きですよね。

・神奈川の海や川は、とてもじゃないけどきれいとは言えません。

海水は濁っていて、ゴミもプカプカ浮いているのが当たり前。

でも、こちらの海は感動する程の透き通ったきれいなエメラルドグリーンの海。

家の近くの海に泳ぎに行く様子を撮影した写真

家の近くの海に泳ぎに行く様子

海の水が透き通っている様子を撮影した写真

海の水が透き通っている様子

海の透明度の様子を撮影した写真

海の透明度の様子

同じ日本なのにこんなに違いがあるなんて・・・

・水もとても美味しい

神奈川にいた頃は、水が美味しくなくて浄水器を使った水を使用していました。

三重県の水は浄水器など使う必要がないくらい美味しいです。

なんでなんでしょうか?不思議です。

・星がきれい

本当に本当に、三重県は星がきれいです。

いつもキラキラ輝いてる星を見ることができます。

手に取れるくらいに、近い位置にあるんですよ。

毎日、星を見る習慣ができたほどです。

流れ星もたくさん見ることができました。

また、空気も澄んでいて、夜はシーンと静まりかえっています。

神奈川では、このような体験はできないでしょう。

同じ日本でこんなにも違いがある事に驚いてしまいます。

以上のように、移住によって都会と田舎の土地の価格がこんなにも違うことが理解できました。

小さい土地にローンまで組んだ自分がアホくさく思えてきました。

また、移住しなかったら、きれいな海や川や水の存在にも気付けませんでしたね。

横山展望台からの英虞湾の様子を撮影した写真

横山展望台からの英虞湾の様子

横山展望台がリニューアルした後のデッキの様子を撮影した写真

横山展望台がリニューアルした後のデッキの様子

近所の朝焼けの様子を撮影した写真

近所の朝焼けの様子

今こうして、快適に過ごすことができているのは、思い切って移住したからだと実感しています。

言葉の違いや、食べ物の特産品などの違いを直接体験できた

そうなんや」、「そうやろ」などあたたかみのある三重弁が大好きです。

教科書やテレビなどで方言をよく耳にしますが、生で三重弁を聴くとまた違う、なんとも言えない味わいがあるんです。

それを体感できるのも移住のメリットです。

子供達は、標準語も三重弁も両方使えるようになっています。

管理人asa
管理人asa

さすが、子供は吸収が早いですね。

友達と三重弁で会話をしているのを聞いてると、「三重県人になったなあ。」と思う瞬間でもあります。

神奈川県の特産品といえば何でしょうか??

海軍カレー、みさきマグロ…

正直あまり思いつきません。

三重県の特産品は、真珠貝やあおさ、志摩アジなど美味しいものがたくさんあります。

三重県の名物である赤福を撮影した写真

三重県の名物である赤福を食べる様子

神奈川県にずっといたら、食べれないような美味しいものばかりが三重県にはあります。
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まとめ

私たち家族にとって、この田舎への移住はかけがえのない体験となりました。

田舎への移住を夢見るお子さんがいらっしゃる家庭では、私たちが移住前に抱いていた同じ問題に悩まれるていることだと思います。

私たち夫婦が結局一番悩んだのが、子供たちの学校の問題であり、「転校させてまで田舎へ移住するという親のわがままを押し通していいのか?」ということでした。

私たち夫婦は、田舎暮らしの思いが募る一方で、子供達にどのように伝えようか悩んだ時間も長かったです。

しかし、ありのままの現状をすべて子供たちに伝え、一人の大人として相談するような姿勢で話し合えたことが子供たちが私たちの夢であったこの移住に賛成してくれるきっかけになったと思っています。

あのとき、どちらかでも移住に反対されていたら、私たちは子どもたちが卒業して、自立するまで移住を断念したことでしょう。

子どもたちが嫌がっているのに無理やりにでも…という考えはありませんでしたから。

私たちの場合は、幸いにも長女も長男も二人とも賛成してくれたので、迷いなく移住することができました。

移住してからの生活は今でこそ笑い話にできますが、本当に苦労の連続で大変な思いもしましたから、子どもたちを不安にさせたこともあったでしょう。

しかし、そんな辛い出来事さえも、私たちにはかけがえのない体験になりました。

皆さんが私たちと同じように新しい価値観の目覚め、素晴らしい体験をしてくれることのきっかけになればと思い、この記事を書きました。

どうか、皆さんの移住が素晴らしいものになるよう、心からお祈りしております。

 

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