管理栄養士・大谷幸子(大阪樟蔭女子大学教授)のプロフィールや経歴、忘れられないリクエスト食とは?「逆転人生」

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テレビ

2021年10月11日月曜日22:00〜NHK放送の「逆転人生」に管理栄養士・大阪樟蔭女子大学教授である大谷幸子さんが登場しました。

大谷幸子さんは、大阪市にある淀川キリスト教病院の管理栄養士です。

大谷幸子さんが勤める、大阪市にある淀川キリスト教病院では、ホスピスで過ごす末期のがん患者にむけて「リクエスト食」を提供している。

毎週一回、患者が食べたいメニューを聞き取り、全力で応える取り組み。

この取り組みを提案したのが、管理栄養士の大谷幸子さん。

患者がリクエストするのは、何気ないメニューがほとんど。

ただそこには“人生の思い出”が詰まっているという。

今回は、淀川キリスト教病院の管理栄養士である大谷幸子さんのプロフィールや経歴、リクエスト食について、忘れられないリクエスト食、などが気になり調べてみました。

みなさん一緒に確認していきましょう。

↓宗教法人 在日本南プレスビテリアンミッション 淀川キリスト教病院 栄養管理課 課長である大谷幸子(おおたにさちこ)さんです。

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出典元:cocomedico

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大谷幸子(管理栄養士)のプロフィール「逆転人生」

1950年(昭和二十五年)石川県生まれ。

松阪女子短期大学食物栄養学科卒業後に放送大学生活と福祉専攻卒業。

食に大きな関心を持ったのは高校生の頃、小学四年生の時母親を亡くし、父と姉との三人で暮らしていましたが、大谷さんが高校生の時、姉が結婚して家を出たため、父親の食事の世話をすることになったのです。
姉が嫁に行ってしまい、残るは私と父親だけ。
高校の時、毎日学校へ行き、倶楽部活動も終えて帰って来て、けっこうくたくたになって帰って来る時に、なんか合理的に、あるいはただ合理的でなくって栄養面とか、何にもまったく知らない自分がやるより、何か身になるもの、身体のためになるものがあるのかな。あるに違いないと思って、〈あ、そうだ。栄養士という職業がある〉というふうになんとなく思いました。
高校を卒業した大谷さんは、栄養学を学ぶため、三重県の短期大学へ進学しました。
短大を卒業すると、故郷の石川県へ帰り、金沢の総合病院に就職します。
食を通して患者と向き合う日々が始まりました。
金沢大学付属病院へ移ります。
東大病院で働いていた二○○九年四月、大谷さんに思いもよらぬ出来事が訪れます。夫昭憲(あきのり)さんに癌が見付かったのです。症状は既に末期の状態でした。
夫の昭憲さんを看取り、東大病院を定年退職した二○一一年(平成二十三年)大谷さんは、淀川キリスト教病院へ赴任し、現在に至ります。

≪職歴≫

金沢大学医学部附属病院(当時)、東京大学医学部附属病院、淀川キリスト教病院の各栄養部門責任者を歴任し現職に至る。

≪資格≫

管理栄養士、栄養サポートチーム専門療法士、日本糖尿病療養指導士、臨床栄養師

≪メディア出演≫

NHK BSプレミアム 「人生のディナーを召し上がれ」~いのちと食の挑戦、
NHK クローズアップ現代「人生のディナーを召し上がれ」、
NHKプラネット 「こころの時代」、
朝日放送 「ビーバップ!ハイヒール」 ほか多数

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リクエスト食とは?「逆転人生」

患者さんご自身が「今、食べたいもの」を作ってお出しするオーダーメイドのお食事です。

毎週金曜の午後に、管理栄養士が患者さん一人ひとりのお部屋へ伺って要望を聞き取り、調理師と打ち合わせを行い、翌日の土曜の夕食として出します。

どんな料理でも1日で準備し、可能な限りあらゆるリクエストにお応えします。

当ホスピスの平均在院期間は、約3週間。患者さんにとって、限りある時間だからこそ、患者さんご自身が思い描くイメージ通りのお食事を、ありのまま提供することだけを考えて聞き取り、その方だけの1食を完成させます。

また、お食事を手掛けた調理師自らが患者さんの病室まで配膳して言葉を交わすなど、食べ手と作り手のコミュニケーションを大切にしています。

↓リクエストが多い「寿司」の一例。患者によって違う好みのネタ、握り・ちらし等の寿司スタイル、酢飯の加減、食べやすいサイズや量、器と盛りつけの彩りまで気を配る。

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出典元:cocomedico

↓記念日のケーキや、時には“ファミレス”のようなパフェも。要望があれば病室ではなく、ホスピス内の和室で家族と自宅のような雰囲気で過ごせるよう看護師と連携して応える

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出典元:cocomedico

さらにきめの細かい食の提供を目指す「逆転人生」

よりきめの細かい食の提供を目指し、ホスピスでは週1回のリクエスト食のほかに、普段のお食事についても毎食6種類から選べる“選択食”を導入しています。

日替わり定食から麺類、丼もの、ごはんもの、洋食、関西らしい粉もん・軽食まで、患者さんの声を生かしたメニューにこだわっているのが特徴です。

ですが、それでもまだ十分とは思っていません。

このホスピスのように、管理栄養士が医師や看護師と同じように病棟に常駐し、チームとして連携するのが当たり前という考え方や体制が、もっと定着するといいですね。

食べることは、生きることそのもの。

水や空気と同じように、絶対になくてはならないものです。

食を通じてできる患者さんのケアは、まだまだたくさんあると思っています。

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忘れられないリクエストは?「逆転人生」

牛肉アレルギーがあるのに「牛カツ」をリクエストされた患者さん。

安全ではないお食事はさすがに提供できないので「アレルギー大丈夫かしら?」というお話しをすると、「わてな、小さい頃はな、アレルギーと違うかってん」と問わず語りが始まって…。

患者さんが子どもの頃、夜遅くまで身を粉にして働いていたお母さまがよく作ってくれたのが、「牛肉を薄く叩いた牛カツ」入りのお弁当だったそうなんです。

「食べられなくてええねん、見るだけでええねん」って。

その言葉を聞いてさすがに私もホロリとなりました。

薄く叩いて作る牛肉のカツが、どんなご馳走よりも患者さんにとって「お母さんが愛情を込めて作ってくれた懐かしい味」なんです。

ほかにも「しょっぱい栗ごはん」「白ごはんと漬物」「毎日、毎食カレーをぎょうさん」など、豪華絢爛な食事よりも、故郷や家庭の味など、素朴で懐かしい食事のリクエストが多いんです。

命が燃え尽きるとき、人は遠い昔や子どもの頃の記憶を思い出すものなのかも知れません。

患者さんへの聞き取りで大切にしていることは?「逆転人生」

待ち構えたようにお話しになる方もいれば、なかなか言葉が出てこない方や、病状が厳しくて食べ物のことまで頭が回らない方もいらっしゃいます。

まず「あなたが食べたいと思う食事を、私たちに作らせてもらえませんか?」と、押しつけではない気持ちや思いが患者さんに伝わるよう心がけ、「何が食べたいか」「どんな味付けが好みか」だけではなく、その食事にまつわる思い出に耳を傾けるようにしています。

悲しいとき、辛いときに、人ってあまり食べたいとは思いません。

でも、仮に「不幸続きの人生だった」としても「幸せな瞬間」はきっと誰にもあるはずで、その幸せな思い出と“ごはん”って、1枚のシーン写真のように結びついて記憶されていると思うんです。

その情景や場所、一緒に食事をした人、会話…。「幸せな瞬間」が患者さんの中で自然に浮かび上がってきて、思い出しながら楽しそうに笑ってお話しくださるよう、とにかく明るい雰囲気づくりを心がけて声をかけるようにしています。

↓「人生の最後に患者さんが“楽しかったなぁ”と少しでも幸せな気持ちに包まれる縁(よすが)に、リクエスト食がなれば…。私の願いは、それだけです」と大谷さん。

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出典元:cocomedico

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まとめ 大谷幸子(管理栄養士)「逆転人生」

2021年10月11日月曜日22:00〜NHK放送の「逆転人生」に管理栄養士・大阪樟蔭女子大学教授である大谷幸子さんが登場しました。

今回は、淀川キリスト教病院の管理栄養士である大谷幸子さんのプロフィールや経歴、リクエスト食について、忘れられないリクエスト食、などが気になり調べてみました。

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