2021年12月6日月曜日22:00~NHKで放送の「逆転人生」に、日本の社会起業家・町づくり専門家である木下斉さんが登場しました。
日本の社会起業家・町づくり専門家である木下斉さんは、全国各地で経営とまちづくりに取り組み、そこで見えてきた地方創生のリアルを発信し続けています。
NHKで放送の「逆転人生」では、町づくり専門家である木下斉さんが、特産品をヒットさせる意外な法則や公共施設を復活させるためのヒントなどを導き出しました。
今回は、木下斉さんのプロフィールや経歴、結婚しているのか、木下斉さんが代表理事を務める一般財団法人AIAの取り組みや、講演会情報、ユーチューブチャンネル、出版著書などが気になり調べてみました。
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木下斉のプロフィール「逆転人生」
出典元:ジチタイワークスWEB
名前:木下斉(きのした ひとし)
生年月日:1982年生まれ
出身:東京都板橋区
職業:日本の社会起業家、町づくり専門家、投資家
父親:戸田市の元魚屋
出身小学校:板橋区立志村第五小学校
出身大学:
早稲田大学高等学院を経て、2005年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
2007年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了、修士(経営学)。
肩書:
・一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事
・熊本城東マネジメント代表取締役
・内閣官房地域活性化伝道師、他
木下斉の経歴「逆転人生」
大学院在学中、経済産業研究所リサーチアシスタントや東京財団リサーチアソシエイトを務め、地域政策の調査研究に従事。
高校1年次から早稲田商店会の商店街活性化に参画し、高校3年次の2000年、株式会社商店街ネットワーク取締役社長に就任。
同年「IT革命」で新語・流行語大賞受賞。
大学院修了後は、熊本の商店街活性化に携わり、2008年熊本城東マネジメント株式会社設立、同代表取締役。
2009年一般社団法人まちづくり役場とくしま設立。
同年一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス(AIA)設立、同代表理事。
2010年内閣府政策調査員。
・一般社団法人公民連携事業機構理事
・内閣官房地域活性化伝道師
・東京大学建築学部非常勤講師
・中小企業基盤整備機構中心市街地活性化
・商店街アドバイザー
・グリーンバードエグゼクティヴアドバイザー
など歴任し、全国10か所以上の再生プロジェクトに関わる。
【受賞歴】
・毎日新聞社フジタ未来経営賞学生奨励賞
・商工総合研究所中小企業活動本賞
・商工総合研究所中小企業懸賞論文準賞
・パーソナルファイナンス学会懸賞論文奨励賞
・早稲田大学学生文化賞等受賞
・咢堂ブックオブザイヤー2018
など数々の賞を受賞
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木下斉/高校時代からまちづくりに取り組む「逆転人生」
木下斉さんのテーマは、まちづくりと地域再生。
木下斉さんは、高校時代からこのテーマに10 年以上取り組んできた。
その中で見えてきたのは「地域再生が補助金に頼りきりになっている」という課題だった。
全国47都道府県の商店街をめぐり、さまざまなまちづくり団体にかかわる機会を得ました。
その中で、あらゆる地域が「まちづくりは補助金でやるものだ」という固定概念を持っていることに、違和感を覚えるようになったのです。
これまでのまちづくり団体の多くは、地方の役所から得た補助金でまちづくりを手掛けており、「自分で地域再生に取り組む」というよりは、「補助金をもらうために計画書を書いている」ように映りました。
団体は何をするにしても「資金がない、役所が助けてくれない」と他力本願でしたし、この事態を変えていくべきコンサルタントの多くも、補助金をもらう手助けをしているだけでした。
木下斉さんの目には、本質的なまちづくりの課題解決や自立的な活性化に寄与していないように映りました。
もちろん補助金のすべてを否定するつもりはありませんが、日本のまちづくりの多くが補助金に頼っている限り、資金の流れが途絶えれば、地域がさらに衰退してしまうという危機感を覚えました。
一刻も 早く、地域が自立的に活性化する方法を生み出す必要があると思ったのです。
こうした中、大学 3 年時から財団などの支援を得て、世界各国のまちづくりの調査研究に取り組み、日本にはないまちづくりの特徴が見えてきました。
欧米を中心に地域課題の解決に取り組んでいる人たちが、まちづくりに「マネジメント」を取り入れていたのです。
まちづくりを事業としてとらえ収益化するために、事業開発や経営の経験があるビジネスパーソンを招いていました。
収益が継続的に上がれば、まちづくりに必要な次の施策に投資できます。
このサイクルを回すことで、地域活性化を実現していたのです。
そこで、木下斉さんは日本でも「経営とまちづくり」を中心とした取り組みを本格化することに決めました。
そして、木下斉さんは、2009 年に全国各地のまち会社が合同して地域活性化の民間事業開発を行う「一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス」(以下「AIA」という)という団体を立ち上げた。
2021年現在は17地域が連携しています。
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一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス「AIA」の取組みは?「逆転人生」
一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス「AIA」の取組は、「経営」という視点に基づき、地域にとって経済的な利益を生み出していくために必要な事業を開発していくことに徹しています。
従来のように計画を立てるだけで行政から膨大な手数料をとるコンサルティングに問題意識を持っているため、このような収益モデルを確立しています。
また、一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス(AIA)では、マネ ジメント(経営)の視点を取り入れたまちづくりに注力している。
地域が一丸となって独自に事業を立ち上げ、収益化する体制が築ければ、「補助金に寄りかかる」というまちづくりの課題を打破できると考えた。
地域のまちづくりを、会社にただアドバイスをするだけでなく、ともに事業のリスクを共有して、課題を解決するようにしています。
成果が出なければ意味がない、だからわれわれ木下斉さんも本気で成果を生み出し、成長を共有することにしています。
AIA は、全国で 10 以上の地域と連係した地域再生プロジェクトを手掛け、西へ、東へと奔走している。
↓AIA公式サイト
AIAの取り組んだ事例を紹介します。
AIAの取り組んだ事例1
1つ目は、熊本市中心部のメンバーとともに立ち上げた熊本城東マネジメント株式会社です。
ここではビルや店舗の不動産維持費用(ファシリティコスト)を削減し、それを原資にまちづくりを推進する「完全民間型」の事業モデルを開発しました。
同モデルは現在、札幌や盛岡熱海でも展開しています。
本事業の立ち上げ時に、熊本の市街地のビルや店舗オーナーにエレベーターの保守メンテナンス料金をヒアリングしたところ、先々代が交わした金額を払い続けている店舗が多かったのです。
今のオーナーは当時の契約内容を把握しておらず、無駄なコストが掛かっている可能性がありました。
詳しく調べると、コストや業務品質の管理が行き届いていないことが分かりました。
そこで AIA では熊本城東マネジメント株式会社を中心に、熊本城東にあるビルの保守契約を一括でとりまとめることに。
メンテナンスを委託する業者との契約見直しを 55 店舗から始め、最終的には173 店舗に広げました。
削減額は年間約 430 万円を上回り、このお金を地域の収益として、清掃活動を行う NPO の支援などに回すことにしました。
AIAの取り組んだ事例2
新宿駅前通り商店街振興組合と手掛けたまちメディア事業の事例もあります。
これは新宿 MOA4番街のオープンカフェ周辺に、デジタルサイネージ(電子看板)を設置する取り組みです。
デジタルサイネージにはスポンサーの広告を放映し、新宿の地域はその広告収益を受け取ります。
その収益を街路整備事業などのまちづくりに投資していく仕組みを作りました。
MOA 四番街という地域をイベントスペースとして、映画の宣伝に活用したこともあります。
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一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス「AIA」の場所と会社概要「逆転人生」
所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎2-4-6
組織名:一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンス
Area Innovation Alliance
設立年月日:2009年11月1日
代表理事:木下斉
設立趣旨:
1.事業目的:国内外の中心市街地及び農村漁村等の地域活性化に取り組む団体との連携した、地域の自立経営モデルの構築
2.まちづくり事業を推進する主体者が集まり、その産業化を目指すためアライアンス組織を発足する。
3.地域の経済活力に繋がる多くの事業開発を進めるため、企業、NPO、行政等が事業提携を通じて互いに持ちうる経営資源を持ち寄り、革新的な事業モデルを開発することを推進する。
4.成果をあげた事業モデルを個別の成功にとらわれるのではなく、複数の地域で同種の事業を展開し、共通項を導き、まちづくり事業のプログラム化及び普遍化を行う。
5.複数地域が合同した事業に取り組むことにより、規模の経済・範囲の経済性を確立し、より自立的な環境を実現する。
6.各地で展開される事業が連携し産業化することによって、まちづくり事業に必要な経営資源をより安定的に調達可能にする。
7.広く産業としてまちづくり事業を発展させ、国内だけでなく世界各国において発生する地域衰退問題の打開策となる人類の知恵を作り上げる。
↓一般社団法人 エリア・イノベーション・アライアンスのグーグルマップ
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木下斉は結婚しているの?「逆転人生」
調べた限りでは、町づくり専門家である木下斉さんの結婚やご家族についての情報は得られませんでした。
Twitterやインスタもされているようですが、お仕事の内容で、プライベートのことは書いていませんでした。
木下斉の講演会「狂犬ツアー」とは?「逆転人生」
狂犬ツアーとは木下さんが地方に勝手にいって勝手に場所借りて仲間と自主開催する身勝手な勉強会のことです。笑 引用元:note
誰からか招かれていくとかではなく、自分で勝手開催でやりたいと思ったのが数年前。
ぼちぼちと継続してきまして、自主開催かつネット事前決済が必要という高飛車モデルなのですが、多くの方のご協力で毎度開催できております。
そんな勝手開催でふらふらとやってきましたが、この3年で全国各地で開催し既に、全国での動員数1000人を超えています。
講演などの依頼があった際に、事前打ち合わせはもちろんんこと、電話すらも「無駄」「コスト」と言い切ります。
【狂犬ツアーの過去の日程】
2019年は旭川・大阪・川崎(オンライン配信もしています。)
2020年1月に岡山で狂犬ツアー第1弾
2020年2月に山形で狂犬ツアー第2弾
狂犬ツアーの第3弾以降の情報
12/12開催。今年最後の「狂犬ツアー@流山」。なぜ流山は人気都市になり、維持できてきたのか。【定期購読者クーポン付き】|木下斉/HitoshiKinoshita @shoutengai #note https://t.co/9guiSswffP
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) November 27, 2021
noteコンテンツを読む方は、定期購読もご活用ください!
読み放題・聴き放題・見放題マガジン「狂犬の本音+」|木下斉/HitoshiKinoshita @shoutengai #note https://t.co/Utjw5V4CJp
— 木下斉/Hitoshi Kinoshita (@shoutengai) November 21, 2021
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木下斉のYouTubeチャンネルはある?「逆転人生」
木下斉さんは「狂犬チャンネル」というYouTubeチャンネルも開設しています。
稼ぐまちが地方を変える、10の鉄則などを配信。
↓木下斉さんの「狂犬チャンネル」YouTubeチャンネル動画です。
木下斉の著書「逆転人生」
木下斉の著書は以下の通りです。
『まちづくりの経営力養成講座』(学陽書房 2009年10月)
『稼ぐまちが地方を変える-誰も言わなかった10の鉄則-』(NHK新書 2015年5月)
『まちで闘う方法論』(学芸出版社 2015年5月)
『地方創生大全』(東洋経済新報社 2016年10月)
『福岡市が地方最強の都市になった理由』(PHP研究所 2018年2月)
『地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』(ダイヤモンド社 2018年11月)
『まちづくりの経営力養成講座』
稼ぐまちが地方を変える-誰も言わなかった10の鉄則-
稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書) [ 木下斉 ]
まちで闘う方法論
まちで闘う方法論 自己成長なくして、地域再生なし [ 木下 斉 ]
地方創生大全
福岡市が地方最強の都市になった理由
地元がヤバい…と思ったら読む 凡人のための地域再生入門
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今後の活動・夢は?「逆転人生」
AIA の取り組みを通じて地域を活性化し、まちづくり産業の市場規模を拡大させることです。
今は1プロジェクトが数百万円、数千万円の規模ですが、それを数億円、数十億円と拡大していきたい。
将来的には、地域再生の産業全体が 1000 億円規模の市場になってほしいです。
AIA では行政などが数年掛かりで取り組むまちづくり事業を、数カ月で実現していきたい。
そのための情報・ノウハウ共有の基盤を AIA が構築できれば、まちづくり産業全体の活性化につながっていくと信じています。
アジア各国をはじめとする新興国でも、都市問題は発生しています。
日本のまちづくり事業が世界でも貢献できるよう、今後は国内だけでなく海外にもアライアンスを広げていけるようにしたいと思っています。
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まとめ 木下斉「逆転人生」
2021年12月6日月曜日22:00~NHKで放送の「逆転人生」に、日本の社会起業家・町づくり専門家である木下斉さんが登場しました。
今回は、木下斉さんのプロフィールや経歴、結婚しているのか、木下斉さんが代表理事を務める一般財団法人AIAの取り組みや、講演会情報、出版著書などが気になり調べてみました。