岩井仁(旋盤職人)のプロフィールや経歴、妻や後継者、有限会社岩井製作所の場所は?「プロフェッショナル仕事の流儀」

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テレビ

2021年11月30日火曜日22:00~放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に旋盤職人・岩井仁(いわいまこと)さん(85歳)が登場しました。

岩井仁(いわいまこと)さんは、町工場の集まる東京・蒲田の当代屈指の旋盤職人です。

0.01ミリの精度で金属を削り、新幹線や瀬戸大橋の精密部品を製作。

私たちの暮らしを陰で支える85歳の老職人、岩井仁さん。

0.01ミリの精度でさまざまな金属を自在に削り、コンピューター制御の機械でも難しい精密部品を手作業によって生み出す。

そのたくみの技で新幹線や瀬戸大橋の安全に不可欠な部品などを作り、私たちの暮らしを陰で支えてきた。

機械化や不況など時代の波にあらがい、今も旋盤の前に立ち続けています。

今回は、今も旋盤の前に立ち続ける旋盤職人である岩井仁さんのプロフィールや経歴、妻や子供、後継者、有限会社岩井製作所の場所などが気になり調べてみました。

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岩井仁のプロフィール「プロフェッショナル 仕事の流儀」

↓岩井仁さん
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出典元:大田区ホームページ

名前:岩井仁(いわいまこと)85歳→2021年11月時点

役職:有限会社岩井製作所社長

職歴:1971年(昭和46年から)

妻:茂子(しげこ)87歳→2021年11月時点

父の代から、この土地で板金業を営む。

岩井仁さんは、加工の難しい長尺物をうまくバランスを取り、また薄肉パイプの加工中に発生する熱変形を押さえながら加工することができる。
小径長物の旋盤加工技術については業界における第一人者。
2009年に経済産業省より「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれている。

岩井仁の経歴「プロフェッショナル 仕事の流儀」

岩井仁さんは、若いころは職人を継ぐつもりはなかった。

理由は、岩井さんの父親は東京・神田の生まれで、宵越しの金はもたない典型的な江戸っ子。苦労し通しの母親は、いつも岩井さんに「お願いだから、勤め人になってくれ」と言っていた。

母の頼みをきいて、一度は会社員となったが、やがて職人の血が騒いだ。

旋盤ひとつを購入して、腕ひとつで稼げる金属加工の世界に入った。

1970年代初頭のことだった。

そして、工場を立ち上げて50年。

共に妻である茂子さんと二人三脚で忙しい工場を切り盛りしてきた。

※工場の機械は親の代からのもので新しい機械を買って移転する選択もあったが多額の資金が必要で見送った経緯がある。

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旋盤とは?「プロフェッショナル 仕事の流儀」

↓住宅の一階が工場が多い、使い込まれた機材が並ぶ。
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出典元:大田区ホームページ

岩井仁さんが専門とするのが旋盤(せんばん)。

旋盤加工とは加工したい金属を回転させ刃物を当てて削る機械、穴を開けたりと様々な加工が可能。

金属から複雑な形状の部品を削り出します。

御年85歳、50年の凄腕、「大田区の工匠100人」の1人。

この道50年の岩井さん、手の感覚だけで金属の太さをピッタリと合わせます。

岩井さんが作る部品は、0.01mmの精度を誇ります。

目標となる太さまで寸分の狂いなく、しかも定規などで計測することもせずに一気に仕上げてしまう。

岩井仁さんの得意なのはパイプやそれを固定する部品を作ることで削り幅が1mm以下なのが当たり前の世界となっている。汚水処理場のパイプの継ぎ目を作る作業を、わずか0.01mmの誤差で完成させた。

このような高精度な技術を持つ職人さんは日本、世界を見てもほとんどいない。

岩井仁さんが得意とする技術・技能を調べてみました。

岩井仁さんが得意とする技術・技能は以下の通りです。

岩井仁さんが【得意とする技術・技能】

・長年わたる経験から、12尺の大型汎用旋盤の機能を知り尽くし、フル活用している。

・長さ2mまで、真直度0.1mmで加工可能。外径は、0.01mmまでの精度で加工できる。

・原子炉制御シリンダー、新幹線車体制御装置のほか、瀬戸大橋の吊り橋ワイヤー制御装置の重要部品も手掛けるなど、公的事業に使用されるものも多く、信頼度は非常に高い。

・区内企業6社とのネットワークを有し、技術、仕事の連携で技術・技能の伝承に取り組んでいる。

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岩井仁が手掛けた金属製品は?「プロフェッショナル 仕事の流儀」

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出典元:大田区ホームページ

岩井仁さんが手掛けてきた金属製品は、数々の国家プロジェクトに貢献。

・原子力発電所

・新幹線

・瀬戸大橋

どの依頼も一つ一つがオーダーメイドとも言える特注品で、しかもその数は少量。

大手企業の機械による大量生産では技術的に不可、コストも釣り合わないということで、岩井さんに白羽の矢がたちました。

原子力発電所

時代は、高度成長期。

岩井仁さんに、原子力発電所に関わる仕事がもちこまれた。

国産初の原子炉を造る計画があり、緊急時に燃料棒を制御する装置のシリンダーの加工を依頼された。

長さ1メートル、内径が20センチ台のシリンダーを、100分の1ミリ以内の誤差で仕上げなければいけない。

加工賃を、当時のサラリーマンの初任給と同等の2万円としたが、1本の材料費が27万円。

不良品を作れば、会社がつぶれかねなかった。

そのうえ依頼主からは「20万人の命に関わる部品だから」と念を押された。

失敗する夢を見て、夜中に目覚めたこともあった。

1本も失敗せずに、岩井さんは仕事をやりとげた。国内メーカーが製作した原子力発電所の約半数に、岩井さんのシリンダーが組み込まれている。

これが、「シリンダーなら岩井製作所だ」という評判を呼び、やがて新幹線用のシリンダーにまでつながった。

新幹線

新幹線の車体を制御する装置のシリンダーを、ほぼ25年にわたって作ってきた。

新幹線に納めたのは「ダンパー」という走行中の車体の揺れを抑える部品。

1台の車両に4本、車輪のそばに付いている。

「300系で走行速度があがったでしょ。新規に設計された揺れを制御する装置に、精密なシリンダーが必要となった。それで、私のところまでお鉢が回ってきたんです」引用元:https://wedge.ismedia.jp/

【新幹線の部品依頼がきた理由は?】
新型車両に必要なシリンダーは数百本という単位でオーダーされた。大手メーカーが引き受けて割のあう数字ではない。それが岩井さんのような、一人でものづくりをする職人に依頼がきた理由の一つでもある。

新幹線の部品もまた、乗客の命につながるものだから、慎重に作業を進める。

微妙な精度は、金属の切削音の変化で判断する。

また金属は、高速で回転させながら削ると、熱をもって膨張する。

だから常温に戻って収縮したときの変化も、頭に入れておかなければならない。

金属もまた、木材のように「生きている」と話す。

瀬戸大橋

瀬戸大橋のワイヤーを制御する部分のシリンダーを担当。

やはり、高い精度が求められる。

88年の開通式には招かれて参列した。

岩井仁さんは、金属加工を通して、半世紀近くに及ぶ日本の成長を見つめてきたことになる。

85歳になった今も引退するつもりはなく、「金属の加工は面白いですよ。目の前で形が変わって行くのが見えるんですから」と話す。

最新技術の粋である新幹線も、部品まで辿れば、実は岩井仁さんの熟練の職人技に支えられている。

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有限会社岩井製作所の場所「プロフェッショナル 仕事の流儀」

↓岩井製作所

出典元:https://www.tbs.co.jp/gacchiri

東京都大田区・蒲田には、多くの町工場が集まっています。

蒲田駅近くの町工場が密集する地区に、岩井さんが経営する、岩井製作所がある。

当時は全部工場、活気があるし若い衆が多くにぎやか、残業して飯食って銭湯いって一杯と共に発展してきた。

住宅の一階が工場が多い、使い込まれた機材が並ぶ。

トタン葺きの飾らない佇まい。

わずか10畳ほどの作業場には大型旋盤などの工作機械がところ狭しと並ぶ。

ここで作られた金属製品は、数々の国家プロジェクトを支えてきた。

時代が流れても鎌田を代表する町工場。

所在地:東京都大田区南蒲田1-5-18

↓有限会社岩井製作所のグーグルマップ

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岩井仁の後継者は?「プロフェッショナル 仕事の流儀」

過去のインタビューで以下のように話しています。

岩井仁の後継者がなく、岩井さんは「土日もなく働いて食うや食わずでいて誰がやる?」と話しています。引用元:価格.com

インタビュー記事から、跡継ぎはいないと判断できます。

以前は工場街だった周辺も住宅が増えて環境は大きく変わったという。

※大田区では「大田の工匠」という人材育成事業を手掛けており、岩井さんに技術指導を受けたり相談をすることができるシステムがあります。

「大田の工匠」

「大田の工匠」岩井仁さんによる技術指導・相談を希望する方は、下記「お問い合わせ先」の産業振興課工業振興担当にお申し込みください。

  • 大田の工匠による技術指導や相談は、年間3回までは、無料で受けることができます。
  • 申し込み方法や指導等を受ける際の注意事項等につきましては、こちらをご覧ください。

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まとめ 岩井仁「プロフェッショナル 仕事の流儀」

2021年11月30日火曜日22:00~放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に旋盤職人・岩井仁さん(85歳)が登場しました。

今回は、今も旋盤の前に立ち続ける旋盤職人である岩井仁さんのプロフィールや経歴、妻や子供、後継者、有限会社岩井製作所の場所などが気になり調べてみました。

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