スペインの波の花現象の原因は?カタルーニャ州トッサ・デ・マールが海の泡「所でナンじゃこりゃ!?」

スポンサーリンク
テレビ

2021年9月10日金曜日夜19:55〜放送の「所でナンじゃこりゃ!?」に、スペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デ・マールが紹介されました。

2021年9月10日金曜日夜19:55〜放送の「所でナンじゃこりゃ!?」で紹介されたスペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デ・マールで、海から吹き付ける強風と一緒に次々と海泡「波の花」が押し寄せてくる様子がSNSで世界中に拡散されました。

これは、「波の花」と呼ばれる海泡で、スペインに襲来した嵐“グロリア”の影響。

SNSでシェアされた映像では、泡が海のように流れて動いており、建物の壁は泡で覆われた状態になっています。

1.スペインのトッサ・デ・マールとは?「所でナンじゃこりゃ!?」

バルセロナから車(バス・レンタカー)で1時間半ほどの場所にあるトッサ・デ・マル Tossa de Mar。

バルセロナとフランス国境のちょうどまん中あたりに位置する地中海沿岸の小さな町です。

トッサ デ マールの海水は、透き通ったようにとても綺麗で、バルセロナ市内のビーチとは比べものになりません。

水は地中海の海と比べると少し冷たいですが、夏はその冷たさが丁度良いくらいです。

また、トッサ デ マールはビーチだけはありません。

街並みもとても歴史があり、観光するには最高なスポットです。住宅街もバルセロナと比べるとかなり違いがあり、歴史的で見惚れてしまいます。

2.波の花とは?「所でナンじゃこりゃ!?」

波の花は風が強い日や波が立っている日によく起こる現象と言われています。

また、海中に存在するプランクトンや海藻などが海水と交じり合い撹拌されることによって発生する泡状の物質を指します。

ちなみに日本で波の花がよく観察されるのは日本海側です。

冬の海などで風が強いときに見かける機会が多く、海岸線に沿って一面泡だらけになることも珍しくありません。

ちなみに波の花は地域によって冬の風物詩として知られていて、観光地では波の花が見られることを魅力として伝えたりもしています。

なお、波の花は発生した直後は真っ白であることが一般的です。

そして、時間が経つにつれて海岸の砂や岩場のコケなどと交じり合って薄黄色や薄茶色に変色していきます。

そのため、本当に真っ白な波の花を見られるタイミングというのはごくわずかです。

3.波の花が発生する原因「所でナンじゃこりゃ!?」

波の花が発生する原因には「海中にいるプランクトンの数」「海藻などの藻類の量」「波が起こる気象環境」「地理的要因」などが挙げられます。

波の花はプランクトンや藻類が多い海域でよく発生するのですが、これには藻類ブルームというものが関係してきます。

藻類ブルームとはとても小さい藻類が高密度に集まり、水面付近が変色する現象のことです。

海面がいつもと違った色をしていると感じたときには、この藻類ブルームが発生しているかもしれません。

そして、藻類にはいわゆるネバネバとした成分が含まれているのですが、こうした成分とプランクトンが海中で交じり合い、波によって岩場などに打ち付けられると撹拌されることになります。

そして海中の成分をよく撹拌するには波がぶつかるための岩場などもなければいけません。

なお、こうした条件が整っていると波の花が発生しやすくなるのですが、だからこそ岩場のあるような海岸線沿いでよく見かけられるとも言えます。

そんな波の花ですが、場合によっては人体に有害なケースもあります。

というのも、波の花を構成する藻類には身体に悪影響を及ぼすものもあり、こうした藻類が集まると有害藻類ブルームという現象が発生します。

有害藻類ブルームが発生している海域で波や風が強まると、当然有害な藻類を含んだ波の花が発生してしまうわけです。

さらにその近くで原油、生活排水、エンジンオイル、下水などが垂れ流されていると、それらが波の花に含まれて悪臭を放つケースもあります。

日本ではあまり起きない事例ですが、外国では海で発生した波の花が沿岸部の町まで流れ込んでしまうケースが稀に起こります。

4.まとめ スペインのトッサ・デ・マール波の花「所でナンじゃこりゃ!?」

2021年9月10日金曜日夜19:55〜放送の「所でナンじゃこりゃ!?」に、スペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デ・マールが紹介されました。

スペインのカタルーニャ州にある小さな海辺の町トッサ・デ・マールで、海から吹き付ける強風と一緒に次々と海泡「波の花」が押し寄せてくる様子がSNSで世界中に拡散され他ので、「波の花」現象の原因を調べてみました。

タイトルとURLをコピーしました